コンタベイトが2週連続優勝でWTAファイナルズ進出とトップ10入りを決める [トランシルバニア・オープン]

写真は今季4度目の優勝を飾ったアネット・コンタベイト(エストニア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「トランシルバニア・オープン」(WTA250/ルーマニア・クルジュ ナポカ/10月25~31日/賞金総額23万5238ドル/室内ハードコート)の女子シングルス決勝で第2シードのアネット・コンタベイト(エストニア)が第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を6-2 6-3で下し、全試合ストレート勝利で2週連続優勝を飾った。試合時間は1時間10分。

 前週のモスクワ(WTA500/室内ハードコート)から続いている連勝を「10」に伸ばした25歳のコンタベイトは今季4勝目を挙げると同時に女子トップ8によるシーズン末のエリート大会「WTAファイナルズ」への出場権を獲得し、大会後に更新される世界ランクで初のトップ10入りを決めた。

 4度目の対戦でハレプから初勝利を挙げたコンタベイトは、過去3試合で1セットも取ることができていなかった。昨年は1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の準々決勝で顔を合わせ、ハレプが6-1 6-1で勝っていた。

 今大会でのコンタベイトは1回戦で予選勝者のアレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)を6-3 7-5で、2回戦でアリソン・バン ウィトバンク(ベルギー)を6-3 6-4で、準々決勝で第8シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)を6-3 6-1で、準決勝ではレベッカ・ピーターソン(スウェーデン)を6-3 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 ツアー22勝目を挙げた昨年9月のローマ(WTAプレミア5/クレーコート)以来の決勝に臨んだ30歳のハレプは、2014年と16年のブカレスト(WTAインターナショナル/クレーコート)に続く母国ルーマニアでのツアー制覇を目指していた。

 これに先立ち行われたダブルス決勝ではノーシードから勝ち上がってきたイリナ・バラ(ルーマニア)/エカテリーネ・ゴルゴゼ(ジョージア)が第2シードのクルニッチ/レスリー・パッティナマ ケルクホーフ(オランダ)に4-6 6-1 [11-9]で競り勝ち、ともにWTAツアー初タイトルを獲得した。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となる大会が多い中、WTAツアーのカレンダーに新たに追加された。(テニスマガジン)


女子ダブルスでツアー初優勝を飾ったイリナ・バラ(ルーマニア/左)とエカテリーネ・ゴルゴゼ(ジョージア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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