ジョコビッチが特例の許可を得てオーストラリアへ

写真は2021年オーストラリアン・オープンで2度目の3連覇と自身の最多記録を更新する9度目の優勝を果たしたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチンの状況を明かさずオーストラリアン・オープン出場が疑問視されていたノバク・ジョコビッチ(セルビア)が火曜日に自身のインスタグラムを更新し、特例の義務免除許可を得てオーストラリアに旅立つところだと報告した。投稿された写真には、すでに荷物をまとめて空港にいるジョコビッチの姿が写っていた。

 特別な免除の許可を受けたということから、ジョコビッチはワクチン未接種のまま渡豪するのだと推測される。ATP(男子プロテニス協会)によれば、男子トップ100プレーヤーのうち95人がワクチン接種を済ませている。

 1月17日にメルボルン・パークで開幕するオーストラリアン・オープンで、ジョコビッチは自身の記録を更新する10度目の優勝を目指すことになる。もし実現すれば、彼はグランドスラム大会の獲得タイトル数で男子の最多記録「20」で並んでいるロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)を抜いて単独トップに立つことができる。

 オーストラリア政府は深刻な医療的必要性があるときに限り、入国者にワクチン接種の義務を免除するとしている。そのため発表されたあと、複数のメディアから健康なアスリートに対する義務免除の特別措置は正当性があるものなのかという声が上がった。

 しかし免除措置には医療に関係なく外国人がオーストラリア政府または州の招待を受けた場合に国益に繋がると判断された場合にも与えられる「個人的免除」というものがあり、恐らくジョコビッチはこちらの分野で特例許可を得たのではないかと推測されている。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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