コキナキスがアデレードで2週連続ベスト4進出「サービスの出来に満足」 [アデレード国際2]

写真はタナシ・コキナキス(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「アデレード国際2」(ATP250/オーストラリア・南オーストラリア州アデレード/1月10~15日/賞金総額49万3875ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝でタナシ・コキナキス(オーストラリア)はアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)とのワイルドカード(主催者推薦枠)同士の地元勢対決を6-7(5) 6-3 6-2で制し、2大会連続となるベスト4進出を決めた。

 同地で開催された前週の大会にも出場していたコキナキスは、最終的に優勝したガエル・モンフィス(フランス)に敗れはしたが4強入りしていた。

「このシーズンのスタートをこの上なくうれしく思う。僕のゴールは健康を保ち、自分にチャンスを与えることだと前に言った。先週に最後のほうまで勝ち上がったあと、どんな具合に自分の身体が回復するかわからなかった。僕は今週もプレーするか、或いはメルボルンに行って活力を取り戻してオーストラリアン・オープンの準備をすべきか迷っていたんだ」と試合後にコキナキスは語った。

「自分のサービスの出来には満足している。サービスのおかげで毎試合チャンスを得ることができているからね。これを続けていければいいんだけど。波に乗り、いいテニスを続けられるよう願っているよ」

 これまでケガや病気にキャリアを妨害されてきたコキナキスは、フィジカルコンディションについて「かなりいいよ。ちょっとしたことは感じるけど、深刻ではない。プレーしたことからくる軽い痛み程度だ。ハイレベルで毎日プレーしたときには当然起きることさ。睡眠は酷いけどね。特に遅い試合のあとにはアドレナリンが出て眠りに落ちることができないんだ」と話した。

「2週間同じホテルに泊って同じ会場でプレーしているから、まるでグランドスラム大会の期間中のように感じているよ。僕はこのレベルで2週間を通して多くの試合をプレーすることには慣れていないんだ」

 コキナキスは準決勝で、トミー・ポール(アメリカ)を6-4 2-6 6-3で破って勝ち上がった第4シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、アルトゥール・リンデルネック(フランス)とコランタン・ムーテ(フランス)の同胞対決となった。リンデルネックが第3シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を7-6(7) 7-5で倒す番狂わせを演じ、予選勝者のムーテはラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のチアゴ・モンテーロ(ブラジル)を6-4 6-4で退けた。

 ムーテは前週もアデレードでプレーしたが、ラスロ・ジェレ(セルビア)との2回戦で第1セットを先取して競り合った末に第2セットを落としたあとにカッとなって大声で不適切な言葉を叫んだために失格負けを食らっていた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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