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「ナダルが模範」戦い続けたシャポバロフが苦労の末に1回戦をクリア [オーストラリアン・オープン]

写真はデニス・シャポバロフ(カナダ)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)が開幕し、初日はトップハーフ(ドローの上半分)の男女シングルス1回戦が行われた。

 男子では第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第6シードのラファエル・ナダル(スペイン)らの上位勢が勝って2回戦に駒を進めた。

 年頭のATPカップで快挙をやってのけた第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)、そしてこのところトップ選手としての足場を固めていた第10シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)はやや苦労しながらも1回戦をクリアした。

 反対にケガや病気を経て故郷アデレードで感動の優勝を遂げたタナシ・コキナキス(オーストラリア)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したが、その波に乗り続けることができず予選勝者のヤニック・ハンフマン(ドイツ)に2-6 3-6 2-6で敗れた。

 このところ頭角を現し始めた若手では、初のオーストラリアン・オープン本戦に臨んだセバスチャン・コルダ(アメリカ)が第12シードのキャメロン・ノリー(イギリス)を6-3 6-0 6-4で退け初戦を突破した。コルダ自身も昨年に世界ランク118位から41位に上昇したが、ノリーは昨年後半のインディアンウェルズ優勝などのおかげで飛躍し現在は世界12位につけるイギリスのナンバーワンだ。

 シャポバロフは3時間半の熱戦の末、ラスロ・ジェレ(セルビア)に7-6(3) 6-4 3-6 7-6(3)で競り勝った。昨年の1回戦でもヤニク・シナー(イタリア)に対して3-6 6-3 6-2 4-6 6-4の熱戦を演じていたシャポバロフは、「ここに来るたび、1回戦は凄く長くなっている」と試合後に笑いながら話した。

「僕はとにかく戦い続けた。自分の頑張りには満足しているよ。第4セットが手から滑り落ちていくように感じたけど、踏ん張り続けて全力を尽くそうとしたんだ」と試合を振り返ったシャポバロフは、何があろうと前向きに黙々と戦い続けるメンタリティを身に着けるためにナダルを模範に精進しているのだと説明した。

「それは今、僕がやろうと努力していることなんだ。何かうまくいかないときには気持ちを乱してしまいがちだけど、とにかく戦い続けてラファのメンタリティを持って次のポイントだけに集中してプレーする。その姿勢の習得を目指しているところだよ」

 そのナダルは正にその姿勢を見せ、マルコス・ギロン(アメリカ)に対する1回戦を6-1 6-4 6-2で素早く通り抜けた。

 そしてナダル2世と呼ばれる若手で第31シードのカルロス・アルカラス(スペイン)も予選勝者のアレハンドロ・タビロ(チリ)を6-2 6-2 6-3で下し、第一関門を突破した。無名の若手から今や世界31位となったアルカラスは、ステファノス・チチパス(ギリシャ)を倒して準々決勝に進出した昨年のUSオープンで大きな注目を集めた18歳だ。

「シーズン初試合にしては凄くいいレベルでプレーできた。感触はとてもいいよ」と喜んだアルカラスはまた、今年はATPファイアルズ出場権を得ること(つまり8位以内)を目標としていると野望も口にした。

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写真◎Getty Images

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