3度目の対戦でキリオスから初勝利のメドベージェフが3回戦へ [オーストラリアン・オープン]
今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がニック・キリオス(オーストラリア)を7-6(1) 6-4 4-6 6-2で振りきりベスト32に進出した。試合時間は2時間58分。
ふたりはこれが3度目のマッチアップだったが、過去2戦はいずれもキリオスが勝者となっていた。ハードコートでは2019年8月にワシントンDC(ATP500)の決勝で対決し、キリオスが7-6(6) 7-6(4)で勝っていた。
全豪に6年連出場となる25歳のメドベージェフは、昨年の大会で自己最高の準優勝をマーク。最後はノバク・ジョコビッチ(セルビア)に5-7 2-6 2-6で敗れたが、同年9月のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)では決勝でジョコビッチに6-4 6-4 6-4で勝ってグランドスラム初制覇を果たした。
メドベージェフは次のラウンドで、リシャール・ガスケ(フランス)が第3セット途中で棄権したため勝ち上がったボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)と対戦する。
予選から勝ち上がってきた日本のダニエル太郎(エイブル)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)を6-4 6-4 6-4で退け、グランドスラム大会で初めて3回戦に進出した。ダニエルが同ラウンドをプレーしたのは、これが5度目だった。
そのほかの試合では第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第9シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第11シードのヤニク・シナー(イタリア)、第32シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、ブノワ・ペール(フランス)が2回戦を突破した。3回戦ではチチパスがペールと、シナーはダニエルと顔を合わせる。
※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、Ret.は途中棄権
男子シングルス2回戦|主な試合結果
○72アレックス・デミノー(オーストラリア)[32] 6-4 6-4 6-2 ●70カミル・マイクシャク(ポーランド)
○75ダニエル太郎(日本/エイブル)[Q] 6-4 6-4 6-4 ●74アンディ・マレー(イギリス)[WC]
○80ヤニク・シナー(イタリア)[11] 6-2 6-4 6-3 ●77スティーブ・ジョンソン(アメリカ)
○91ブノワ・ペール(フランス)6-4 6-4 6-7(4) 7-6(2) ●89グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[26]
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○96ステファノス・チチパス(ギリシャ)[4] 7-6(1) 6-7(5) 6-3 6-4 ●93セバスチャン・バエズ(アルゼンチン)
○112フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)[9] 7-6(4) 6-7(4) 7-6(5) 7-6(4) ●109アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)
○123ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)4-6 6-0 4-0 Ret. ●122リシャール・ガスケ(フランス)
○128ダニール・メドベージェフ(ロシア)[2] 7-6(1) 6-4 4-6 6-2 ●126ニック・キリオス(オーストラリア)
写真◎Getty Images
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