今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・ビクトリア州メルボルン／本戦1月27～30日／ハードコート）の男子シングルス準々決勝で第6シードのラファエル・ナダル（スペイン）が第14シードのデニス・シャポバロフ（カナダ）を6-3 6-4 4-6 3-6 6-3で下し、ジム・クーリエ氏のオンコートインタビューに答えた

第5セットに持ち込まれ、ブレークポイントもあって苦しかった。どうやって乗りきったんだ？

「わからない。暑くてきつかった。第5セットの初めはラッキーもあった。試合の序盤は最高のプレーだった。才能豊かなデニスとの試合が難しいのはわかっていた。アグレッシブでサービスも強い。特にセカンドサーブがよかったね。第3セットの最初でリードするチャンスがあったけど、ダウン・ザ・ラインへのパッシングショットが決まらなかった。そこを生かせずに疲れを感じて彼に押し返されてしまった。準決勝にいけることはアメージングだ！」

試合の途中でドクターに薬をもらっていたが、何が問題だった？

「腹の調子があまりよくなかった。チェックしてもらったが、何も問題なかった。お腹の問題をよくするために少し薬を飲んだ。第5セットのサービスが悪くなかったから、改善したのだと思う」

オーストラリアン・オープンの日程が今年から変更となり、準決勝は金曜日で例年より1日多い2日間のオフがある。これは重要な変更かい？

「今の状況を考えるとイエスだ。この2日間は物凄く重要だ。もう21歳じゃないんだから。この試合のあとの2日間はありがたい。フィジカルの状態や動きは悪くなかったけど、暑さがきつくなってきた。準決勝にしっかり準備できると思う。もう1試合準決勝をロッド・レーバー・アリーナで戦えることが自分にとってすべてだ。エキサイティングでハッピーだ！　みんな応援をありがとう！」

もう21歳じゃないかもしれないが、21回目のグランドスラム優勝を狙っている。これは大きなことだ。この6ヵ月は足のケガ、コロナにも感染した。今は腹が痛い。すべてを乗り越えて準決勝まで勝ち上がっていることに驚いている？

「もちろん、驚いている。歴史を作り上げることは可能だ。でも2ヵ月前はツアーに戻れるかさえもわからなかった。ここでふたたびテニスができるだけでも人生のプレゼントだ。ありがとう」