3時間半を超える壮絶な死闘を制したクズハラがジュニアの部男子で単複2冠を達成 [オーストラリアン・オープン]

写真はジュニア男子シングルスで優勝を飾り、単複2冠を達成したブルーノ・クズハラ(アメリカ)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)のジュニア男子シングルス決勝で、第1シードのブルーノ・クズハラ(アメリカ)が第4シードのヤクブ・メンシク(チェコ)との3時間43分に渡る死闘を7-6(4) 6-7(6) 7-5で制してチャンピオンに輝いた。

 クズハラは前日にチャク ラム コールマン・ウォン(香港)とのコンビで第2シードとして臨んだダブルスで優勝を飾っており、単複2冠を達成した。

 試合はタイブレークでセットを分け合い2セットで2時間半を超え、脚をつったメンシクはチェンジエンドでベンチに座ることができない状態ながらも懸命に戦い5-5からブレークのチャンスを掴んでいた。何とかクズハラがキープして迎えた第12ゲームで33回続いたラリーを相手のミスで取って30-30としたメンシクは直後にコートに倒れ込んで動けなくなり、時間内にサービスを打つことができずにタイムバイオレーションを取られたあとのセカンドサービスを入れることができずにクズハラがチャンピオンシップポイントを握った。

 最後はメンシクのダブルフォールトで決着がつき、倒れ込んで起き上がれない相手にクズハラが駆け寄って握手を交わした。そのあとメンシクは車いすで退場するという壮絶な幕切れとなり、表彰式は準優勝者不在で行われた。(テニスマガジン)

大会13日目の試合結果|男子ジュニアの部

ジュニア男子シングルス決勝

○1ブルーノ・クズハラ(アメリカ)[1] 7-6(4) 6-7(6) 7-5 ●48ヤクブ・メンシク(チェコ)[4]

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位


最後のポイントを終えたあと倒れ込んで起き上がれないヤクブ・メンシク(チェコ)に駆け寄り握手を交わすブルーノ・クズハラ(アメリカ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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