キリオスとコキナキスの1歳差コンビがともにグランドスラム初優勝、1980年以来のオージーファイナルを制す [オーストラリアン・オープン]

写真は男子ダブルスで地元優勝を飾ったタナシ・コキナキス(オーストラリア/左)とニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の男子ダブルス決勝でタナシ・コキナキス/ニック・キリオス(ともにオーストラリア)がマシュー・エブデン/マックス・パーセル(ともにオーストラリア)を7-5 6-4で退け、ともにグランドスラム初優勝を果たした。試合時間は1時間35分。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した26歳キリオスと25歳コキナキスの1歳差コンビは、ツアーでは今回が6度目のダブルス出場。過去3度の全豪では1勝しか挙げていなかったが、ジュニア時代には2013年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)でタイトルを獲得した実績を持っている。

 今大会のコキナキス/キリオスは1回戦でワイルドカードのアレックス・ボルト/ジェームズ・マッケイブ(ともにオーストラリア)を6-4 6-2で、2回戦で第1シードのニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(ともにクロアチア)を7-6(8) 6-3で、3回戦で第15シードのアリエル・ベアル(ウルグアイ)/ゴンサロ・エスコバル(コロンビア)を6-4 4-6 6-4で、準々決勝で第6シードのティム・プッツ(ドイツ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)を7-5 3-6 6-3で、準決勝では第3シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)を7-6(4) 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 敗れはしたが準優勝のエブデン/パーセルは、3回戦でのレイブン・クラーセン(南アフリカ)/マクラクラン勉(イカイ)を含む4組のシードペアを打破してグランドスラム決勝の舞台に辿り着いていた。

 同大会の男子ダブルス決勝がオーストラリア人ペア同士の対戦となったのはマーク・エドモンドソン/キム・ウォーウィックがピーター・マクナマラ/ポール・マクナミーを下して栄冠に輝いた1980年以来の出来事で、地元ペアがチャンピオンになったのは1997年のトッド・ウッドブリッジ/マーク・ウッドフォード以来だった。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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