フルカチュがツォンガを下して2回戦へ「非常に厳しい戦いだった」 [ATPロッテルダム]

写真はホベルト・フルカチュ(ポーランド)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ABN AMROワールド・テニス」(ATP500/オランダ・南ホランド州ロッテルダム/2月7~13日/賞金総額134万9070ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第4シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に6-4 7-6(7)で競り勝った。

「ジョーは素晴らしいプレーヤーでありファイターだ。彼はハイレベルの戦いを仕掛けてきて、僕にとって非常に厳しい戦いとなった。でも彼は間違いなく、復帰へのいい軌道の上にいる。ジョーはそのキャリアで多くのことを成し遂げた。彼と対戦すると、それが何故だかわかる。彼とプレーして勝つことができて、凄くうれしいよ」と試合後にフルカチュは語った。

 一方のツォンガはこの試合に先立つ日曜日、「ふたたびコートに戻れたことは本当に特別なことだ。ここ2年は確かにテニス的には非常に難しいものだったけど、人間的には素晴らしい2年間(第2子を迎えた)だったんだ。人生において本当に並外れた経験したけど、確かにテニス面では凄く難しかったね」と話していた。

「ケガのせいでキャリアを終えたくはなかった。あとどのくらいプレーできるかはわからないけど、僕は戻ってきた。そしてコートでまたいい瞬間を体験できるよう願っている」

 そのほかの試合では第6シードのキャメロン・ノリー(イギリス)がユーゴ・アンベール(フランス)を6-2 6-4で下し、アレックス・デミノー(オーストラリア)がダビド・ゴファン(ベルギー)を6-0 6-3で退け、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)は第8シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を6-3 6-2で倒す番狂わせを演じた。

 ゴファンに快勝したデミノーは試合後、「本当にいいプレーをしたと思う。自分がやりたいと思っていた通りのプレーができた。コーチと一緒にこの試合のプランを立てたんだけど、それを実行に移すことができた。凄くいい気分だよ。メンタル的にも揺るがず、ポジティブだった。それは今年に僕が特にフォーカスしようとしている主な要素のひとつなんだよ」とコメントした。

 トップ2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)とアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、それぞれ火曜日に初戦をプレーする予定になっている。第1シードのチチパスがアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と、前年覇者で第2シードのルブレフは予選勝者のヘンリー・ラクソネン(スイス)と顔を合わせる。

 同大会にはワイルドカードで元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)も出場しており、前週のモンペリエでキャリア初タイトルを獲ったばかりのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が初戦の対戦相手となっている。

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写真◎Getty Images

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