ジョコビッチが王座陥落、メドベージェフが男子で史上27人目の世界ナンバーワンに

写真はアビエルト・メキシカーノ・テルセルでのダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 男子プロテニス協会(ATP)が2月28日(月)にATPランキングを更新し、予告されていた通り26歳のダニール・メドベージェフ(ロシア)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)を追い抜いて世界ナンバーワンの座に就き同ランキングで世界1位となった史上27人目のプレーヤーとなった。

「もちろん、世界1位に至れてうれしいよ。それは小さい頃からの目標であり、特にこのところのゴールでもあったからね」とメドベージェフはコメントした。

「他のテニスプレーヤーを含め、多くの人々からたくさんお祝いのメッセージを受け取った。皆に大きなサポートのお礼を言いたい」

 ATPの発表によれば18年3週間6日に渡り世界の頂点を分かち合ってきたジョコビッチ、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、そしてアンディ・マレー(イギリス)の『ビッグ4』以外の誰かが1位だったのは、2004年2月1日のアンディ・ロディック(アメリカ)以来となる。これ以前に新王者が誕生したのは、マレーが世界1位になった2016年11月7日と5年以上前に遡る。

 メドベージェフはまた、エフゲニー・カフェルニコフ(1999年)とマラト・サフィン(2000年~01年)に次いで世界ナンバーワンの座に就いた3人目のロシア人男子プレーヤーとなった。過去にはカフェルニコフが6週間、サフィンは9週間首位の座を維持した。

 20歳だった2016年11月に100位以内に入ったメドベージェフはその翌年に男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」に出場し、2019年に初めてトップ10入りを果たした。

 2021年USオープン決勝でジョコビッチを倒してグランドスラム初タイトルを獲得したメドベージェフは、これまで4度目のATPマスターズ1000を含むツアーレベルで13回の優勝を飾っている。

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写真◎Getty Images

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