スビトリーナが世界103位の予選勝者に苦戦を強いられながらも8強入り [WTAモンテレイ]

写真はエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「GNP保険オープン」(WTA250/メキシコ・ヌエボ レオン州モンテレイ/2月日28~3月6日/賞金総額23万9477ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が世界ランク103位で予選から勝ち上がってきたビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)を7-6(3) 3-6 6-2で倒して8強入りを決めた。試合時間は2時間24分。

 タイブレークの末に第1セットを先取したスビトリーナはセットオールに追いつかれ、第3セット0-2とリードされてから6ゲームを連取して勝利をもぎ取った。前回プレーした2020年にタイトルを獲得している27歳のスビトリーナは、同大会での連勝を「7」に伸ばした。

「今日の試合は非常に厳しいものだったわ。ビクトリヤは本当にいいプレーをしたと思う。私は第3セットで自分のベストのテニスを取り戻すために全力で奮闘して反撃し、挽回しようとしなければならなかった。終わってみれば私は6ゲームを連取することができた訳だから、我ながらよく頑張ったわね」と試合後にスビトリーナはコメントした。

「第1セットは本当に厳しい競り合いだった。第2セットは私にとって有利な方向には進まなかったし、第3セットでは0-2と劣勢に立たされていた。私は自分の最高レベルでプレーしていなかったけど、最後の最後までとにかく懸命に戦っていたわ。そして(観客席に見られた)ウクライナの国旗は、本当に戦い続ける助けとなった。私は奮闘し続け、最後には私は自分のテニスを取り戻したの」

 ロシアによるウクライナ侵攻を受けてスビトリーナは女子テニス協会(WTA)などが必要な決定を下すまでロシアとベラルーシの選手たちとの試合をプレーしないと宣言してアナスタシア・ポタポワ(ロシア)との1回戦を棄権すると表明していたが、国際テニス運営団体が共同声明を発表して制裁措置を講じたことで撤回していた。

 大会の賞金を母国に寄付すると公表しているスビトリーナは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていた第5シードのカミラ・オソリオ(コロンビア)と対戦する。両者は昨年10月にテネリフェ(WTA250/ハードコート)の1回戦で一度対決しており、そのときはオソリオがフルセットの末に勝っている。

 そのほかの試合では第6シードのヌリア・パリザス ディアス(スペイン)がヘザー・ワトソン(イギリス)を6-4 7-6(2)で退け、マリー・ブーズコバ(チェコ)がペトラ・マルティッチ(クロアチア)を6-4 6-2で下し、ワン・チャン(中国)はマヤル・シェリフ(エジプト)を6-0 6-7(2) 6-3で振りきり、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではパリザス ディアスが第4シードのサラ・ソリベス トルモ(スペイン)と、ブーズコバがベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)と、ワンは第2シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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