キリオスがマレーとともにインディアンウェルズとマイアミでワイルドカードを獲得
ニック・キリオス(オーストラリア)が元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)とともに、インディアンウェルズとマイアミで開催されるATPマスターズ1000大会でワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取った。
来たるBNPパリバ・オープン(アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月10~20日/ハードコート)はキリオスにとって、タナシ・コキナキス(オーストラリア)とのペアで男子ダブルスのタイトルを獲得したオーストラリアン・オープン以来の出場大会となる。世界ランク134位のキリオスは2017年の同大会で8強入りしており、その年の4回戦ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒していた。
続くマイアミ・オープン(アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月23日~4月3日/ハードコート)はNFLに所属するマイアミ・ドルフィンズの本拠地であるハードロック・スタジアムで開催されるが、キリオスは大会がまだ旧会場のキービスケーンで行われていた2017年の準決勝で6-7(9) 7-6(9) 6-7(5)で敗れはしたがロジャー・フェデラー(スイス)を相手に3時間超えの大接戦を演じて地元ファンに強い印象を残していた。
マレーはキリオスより一足早くインディアンウェルズでワイルドカードを受け取っていたが、マイアミにもワイルドカードで出場することが決まった。マイアミで2度優勝しているマレーは2009年にジョコビッチを、2013年にはフェデラーを決勝で破っていた。
開催国のサム・クエリー(アメリカ)とジャック・ソック(アメリカ)もまた、インディアンウェルズでワイルドカードを獲得した。ソックは2017年大会のシングルスで準決勝に進出し、2015年と2018年にはダブルスで栄冠に輝いた。
女子では2018年のインディアンウェルズでキャリア初タイトルを獲得した日本の大坂なおみ(フリー)が、インディアンウェルズとマイアミの両大会でワイルドカードを与えられた。
写真◎Getty Images
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