「彼女の辞め方は理想的」大坂なおみが引退を表明したバーティについて語る
大坂なおみ(フリー)が突然引退を表明したアシュリー・バーティ(オーストラリア)について語った。
「昨晩、夜中の3時半くらいに目覚めてニュースを見た。友達から“バーティが引退したって!”とメールが来て、“えー、本当?”と答えたの。ツイッターで確認して本当なんだって気づいた。彼女には、おめでとうという気持ち。昨シーズンはオーストラリアの自宅に戻ることなくツアーを転戦して、本当に大変だったと思う。それが多少は影響したんじゃないかと予想している。でも、彼女の一生懸命テニスに打ち込む姿にインスパイアされた。何も後悔なく引退できると思う。彼女はテニス界にとって凄く重要な存在だった。私も彼女のプレーを観るのが大好き。彼女の辞め方は理想的だなと思う。ナンバーワンとして引退するのは格好いい。もうそれ以上何も証明しなきゃいけないこともないからね。自分が達成したいことはすべて成し遂げたのだから」
最後まで自分を貫いた姿を称えた。
「彼女が自分で線引きをしていたとは言わないけど、自分がしたいことをよくわかっていたんだと思う。オーストラリアン・オープンで優勝したら、たくさんのスポンサーが近づいてくるけど、彼女は自分が何をしたいのかわかっていたし、ブレなかった。彼女がこれからどんなことにチャレンジするのか知らないけど、それを見るのがとても楽しみ」
大坂、バーティともに自分の意志でツアーを欠場したという共通点がある。
「初めて彼女と対戦したのは、お互いまだ若いころでメキシコだったはず(2014年のアカプルコ)。その前に、彼女がホームシックになってしばらくテニスから離れていたと聞いていた。今は特にコロナ禍で突然何が起きるかわからない。私は社交的なタイプじゃない。彼女に会ったら挨拶は交わすけど、深い話はしたことがない。彼女とは何度も対戦する関係だから、あまりすべてをオープンにしないようにしていたのかもしれない」
過去4度対戦して2勝2敗で、2019年の北京決勝がもっとも印象に残る試合だ。
「3、4回対戦したと思う。直近は北京だと思う。彼女のように柔軟でどんなショットにもうまく対応してくる選手との対戦は凄く珍しい。それができるのはバーティとビアンカ・アンドレスク(カナダ)くらい。彼女たちとの対戦は本当に楽しい。北京の対戦が一番思い出に残っている。とにかく純粋にテニスを思い切りするだけで、それ以外のことは何も関係ないという状態でプレーできた。どちらも相手を尊重して、持てる力を出し切った。あのような素晴らしい試合がもうできないのは寂しい。今年のオーストラリアン・オープンでもうひとつ勝てば彼女と対戦できたのに、敗退してしまったのがとても残念」
写真◎Getty Images
Pick up
-
2024-04-22
予約開始『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)5月3日発売!テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Related
Pick up
-
2024-04-22
予約開始『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)5月3日発売!テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Ranking of articles
-
2024-04-30
本戦がスタート、内島萌夏ら日本勢4人がシングルス初戦を突破 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-04-26
本玉真唯と柴原瑛菜が日本人対決の準決勝へ、内島萌夏は逆転負け [W100安藤証券オープン東京]
-
2024-04-27
本玉真唯との日本人対決を制した柴原瑛菜がシングルス決勝に進出 [W100安藤証券オープン東京]
-
2024-04-25
シングルスの日本勢は本玉真唯、内島萌夏、柴原瑛菜がベスト8に進出 [W100安藤証券オープン東京]
-
2024-04-30
ナダルが3時間超えの激闘を制して4回戦へ、試合後はカチンにシャツをプレゼント [マドリッド・オープン]