ムゼッティとジェレが準々決勝へ、ゴファンは初戦を突破 [ハッサン2世グランプリ]

写真は2021年フレンチ・オープンでのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/モロッコ・マラケシュ/4月4~10日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子ダブルス2回戦で、20歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がカルロス・タベルネル(スペイン)を6-1 6-7(3) 6-3で振りきりベスト8進出を決めた。

 ムゼッティは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した38歳のマレク・ジャジリ(チュニジア)を6-4 6-2で破って勝ち上がった第8シードのラスロ・ジェレ(セルビア)と対戦する。

 またこのところ成績面でやや低迷していた元トップ10選手のダビド・ゴファン(ベルギー)は初戦に臨み、予選勝者のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を6-2 7-6(3)で退けた。

「簡単な試合ではなかった。早めにブレークしていいスタートを切り、第1セットは6-2でとてもよかった。いいストロークを打ち、サービスもよく正確だった。でも第2セットはより厳しくなった。僕は何度かダブルフォールトを犯し、ファーストサーブの確率が悪くなった。だから彼はラリーに持ち込むチャンスが増え、ドロップショットを打つ余裕もできて第1セットでよりも頻繁に主導権を握られてしまったよ」とゴファンは試合を振り返った。

 ゴファンは2回戦で、前日に第2シードのダニエル・エバンズ(イギリス)にストレート勝ちしていたパブロ・アンドゥハル(スペイン)と顔を合わせる。

「彼は昨日、ダン・エバンズに対して非常にいいプレーをしていた。彼はここのコンディションも、この大会も気に入っている。だから彼を倒すチャンスを得るためには、間違いなく自分のベストテニスをしなければならない。でもいい試合になるだろうし、自分の最高のテニスができるよう僕は願っているよ」とゴファンは同大会で3度優勝した実績を持つアンドゥハルに対する試合を見据えた。

 そのほかの試合では、予選を勝ち上がってきた選手たちが揃って初戦を突破した。ヴィート・コプリバ(チェコ)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)を6-1 6-4で下し、パベル・コトフ(ロシア)が第9シードのタロン・グリークスプア(オランダ)を0-6 6-2 6-2で倒す番狂わせに成功し、ミルザ・バシッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)はカミル・マイクシャク(ポーランド)に4-6 6-4 6-2で逆転勝利をおさめた。

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写真◎Getty Images

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