トップシードのオジェ アリアシムが2回戦へ「アフリカ大陸でプレーするのは僕にとって特別なこと」 [ハッサン2世グランプリ]

写真は2021年BNLイタリア国際でのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/モロッコ・マラケシュ/4月4~10日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエリオット・ベンシェトリ(モロッコ)を6-3 6-3で下してクレーコートシーズンをスタートした。

 1回戦に先立ちオジェ アリアシムは、「僕はこの国が大好きだ。もちろん今では皆が、僕のガールフレンドと家族の何人がここの出身であることを知っていると思う」と話していた。

「それにアフリカ大陸でプレーするということは――これはアフリカ大陸でプレーされるツアー唯一の大会でもあるから――、僕にとって特別なことだ。正直に言って、ここにいられること自体が素晴らしいと思う。この神秘的な場所でプレーするすべての瞬間を堪能しているよ」

 オジェ アリアシムは次のラウンドで、ステファノ・トラバグリア(イタリア)を6-0 6-4で破って勝ち上がったアレックス・モルチャン(スロバキア)と対戦する。

 この日プレーしたオジェ アリアシム以外のシード勢は第6シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)と第8シードのラスロ・ジェレ(セルビア)が2回戦に駒を進めたが、第2シードのダニエル・エバンズ(イギリス)、第4シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)、第5シードのフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)、第7シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)は敗れた。

 フェデリコ・コリア(アルゼンチン)がダビドビッチ フォキナを7-5 3-6 6-4で、同大会優勝歴3回のパブロ・アンドゥハル(スペイン)がエバンズを6-4 6-2で、20歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がラモス ビノラスを7-6(5) 6-1で、ジョアン・ソウザ(ポルトガル)はデルボニスを6-2 5-7 6-3で倒してそれぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合ではロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)、リシャール・ガスケ(フランス)、カルロス・タベルネル(スペイン)、ワイルドカードで出場した38歳のマレク・ジャジリ(チュニジア)が初戦を突破した。

 月曜日のマラケシュは大雨に見舞われたため、予定されていたすべての試合が火曜日に持ち越されていた。

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写真◎Getty Images

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