エース対決で内島萌夏がジュ・リンを下してダブルス決着に持ち込む [ビリー ジーン・キング・カップ◎アジア・オセアニア地区グループⅠ]

写真は試合前のフォットセッションでの内島萌夏(フリー/左)とジュ・リン(中国)(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)の最終戦「日本対中国」の第2試合で日本の内島萌夏(フリー:単208位)が中国のジュ・リン(単106位)を7-6(5) 6-1で倒し、日本が1勝1敗のタイに追いついた。試合時間は1時間42分。

 両者は今回が初対戦。日本代表初選出となった20歳の内島は4度目のシングルス出場だったが、4連勝を飾った。

 第1試合は内藤祐希(亀田製菓:単229位)がユアン・ユエ(単143位)に6-7(3) 6-7(5)で敗れ、中国が先勝していた。

 日本は2020年のファイナルズ予選(2月7、8日/スペイン・ムルシア/クレーコート)でスペインに1勝3敗で敗れ、昨年のプレーオフ(4月16、17日/ウクライナ・チョルノモルスク/クレーコート)でウクライナに0勝4敗で完敗を喫してグループⅠ降格が決まっていた。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。
 
 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、韓国、インド、インドネシア、ニュージーランド)による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。各対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合によって争われる。

※文中の世界ランクは4月11日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第5戦|日本(4勝0敗)1-1 中国(4勝0敗)

第1試合 ●内藤祐希(亀田製菓:単229位)6-7(3) 6-7(5) ○ユアン・ユエ(単143位)
第2試合 ○内島萌夏(フリー:単208位)7-6(5) 6-1 ●ジュ・リン(単106位)
第3試合 青山修子(近藤乳業:複8位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複7位)vs シュー・イーファン(複29位)/ヤン・ザオシャン(複32位)

※オーダーは変更の可能性あり

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写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

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