ジョコビッチが準決勝へ、次はナダルに勝ったアルカラス [マドリッド・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/5月1~8日/賞金総額749万9290ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第12シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を6-3 6-4で下してベスト4に進出した。試合時間は1時間21分。

 両者はこれが4度目のマッチアップだったが、ジョコビッチの4戦全勝となった。クレーコートでは2019年フレンチ・オープン(フランス・パリ)の1回戦で対決し、ジョコビッチが6-4 6-2 6-2で勝っていた。

「第1セットは見栄えのいいテニスではなかったけど、第2セットでは質とレベルを上げることができた。ただサービスゲームをキープし、ワンブレークするだけで両方のセットを取るには十分だった」とジョコビッチは淡々と試合を振り返った。

 マドリッドの大会に3年ぶり12回目の出場となる34歳のジョコビッチは、これまでに3度(2011年、16年、19年)タイトルを獲得。前回プレーした2019年は決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-3 6-4で倒し、3度目の栄冠に輝いていた。

 今シーズンのジョコビッチはここまで3大会でプレーし、5勝3敗の戦績で今大会を迎えている。ジョコビッチは次のラウンドで、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)を6-2 1-6 6-3で破って勝ち上がった第7シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

 試合が終わった時点で次の相手が誰になるか知らなかったジョコビッチは準決勝について尋ねられると、「ネットの向こうにいるのが誰だろうと関係ない。僕にとって重要なのは、試合ごとによりよいプレーすることだ。これが今の僕のフォーカス、意図なんだ。僕は自分のことに気持ちを集中させている」と答えていた。

 もうひとつの準決勝は、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とチチパスの顔合わせとなった。第2シードのズベレフが第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-3 7-5で退け、第4シードのチチパスは第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-3 2-6 6-4で振りきった。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles