ズベレフがチリッチを倒してタイトル防衛に向けた挑戦をスタート [マドリッド・オープン]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/5月1~8日/賞金総額749万9290ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がマリン・チリッチ(クロアチア)を4-6 6-4 6-4で倒してベスト16に進出した。試合時間は2時間17分。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、2連覇を目指すズベレフはこの試合が初戦だった。ふたりは2017年大会でも2回戦で顔を合わせており、ズベレフが6-7(3) 6-3 6-4で勝っていた。

 今大会に2年連続5度目の出場となる25歳のズベレフは、2018年と21年にタイトルを獲得。昨年の決勝ではマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-7(8) 6-4 6-3で退け、3年ぶりの栄冠に輝いた。

 ズベレフは次のラウンドで、セバスチャン・コルダ(アメリカ)を6-4 6-3で破って勝ち上がった予選勝者のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。

 この日初戦に臨んだズベレフ以外の上位シード勢は第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が16強入りを決めたが、第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)は予選勝者のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)に6-7(7) 6-2 4-6で敗れた。

 肋骨の疲労骨折から今大会で復帰したナダルはミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を6-1 7-6(4)で振りきり、今季のクレーコートシーズン初戦を勝利で飾った。

 そのほかの試合では第9シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、第10シードのヤニク・シナー(イタリア)、第12シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ダニエル・エバンズ(イギリス)、予選勝者のダビド・ゴファン(ベルギー)が3回戦に駒を進めた。

 ディミトロフが第13シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-0 6-3で下し、エバンズは第17シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に6-3 5-7 7-6(2)で競り勝ちそれぞれシードダウンを演じた。

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写真◎Getty Images

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