ディフェンディング・チャンピオンのクレイチコバが初戦敗退、2019年ジュニア世界1位パリーが金星 [フレンチ・オープン]

写真は初戦敗退を喫したディフェンディング・チャンピオンのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第2シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)が2019年ジュニア世界ナンバーワンで19歳のディアン・パリー(フランス)に6-1 2-6 3-6で敗れる波乱が起きた。試合時間は2時間8分。

 ロラン・ギャロスに8年連続出場となる26歳のクレイチコバは、3度目のシングルス本戦だった昨年の大会でタイトルを獲得。カテリーナ・シニアコバ(チェコ)とのダブルスでも3年ぶりの栄冠に輝き、単複2冠を達成していた。

 フレンチ・オープンの女子シングルスでディフェンディング・チャンピオンが翌年の1回戦で敗れたのは、2018年のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)以来となる。

 今シーズンのクレイチコバは肘のケガに悩まされて3回戦敗退に終わった2月末のドーハ(WTA1000/ハードコート)のあとに戦線を離脱し、クレーコートの前哨戦で一度もプレーしないまま今大会を迎えていた。

 パリーは次のラウンドで、前日にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアルモニー・タン(フランス)を6-4 6-3で破って勝ち上がったカミラ・オソリオ(コロンビア)と対戦する。

 そのほかの試合では第12シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)、第15シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)、アリソン・リスク(アメリカ)、ダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)、ワイルドカードを得て参戦したエルサ・ジャクモ(フランス)とレオリア・ジャンジャン(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 第5シードのアネット・コンタベイト(エストニア)がトムヤノビッチに6-7(5) 5-7で、第25シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)はコビニッチに6-2 2-6 1-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

女子シングルス1回戦|主な試合結果

○3アリソン・リスク(アメリカ)6-3 6-3 ●4ダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)

○7ダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)2-6 6-2 6-1 ●8リュドミラ・サムソノワ(ロシア)[25]

○29レオリア・ジャンジャン(フランス)[WC] 6-4 6-3 ●30ヌリア・パリザス ディアス(スペイン)

○76エルサ・ジャクモ(フランス)[WC] 6-3 6-3 ●75ヘザー・ワトソン(イギリス)

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○80エマ・ラドゥカヌ(イギリス)[12] 6-7(4) 7-5 6-1 ●79リンダ・ノスコバ(チェコ)[Q]

○98アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)7-6(5) 7-5 ●97アネット・コンタベイト(エストニア)[5]

○113ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[15] 6-7(7) 7-6(1) 6-2 ●114アナ・ボグダン(ルーマニア)

○127ディアン・パリー(フランス)1-6 6-2 6-3 ●128バーボラ・クレイチコバ(チェコ)[2]

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写真◎Getty Images

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