王座奪回を目指すナダルが快調に初戦を突破 [フレンチ・オープン]

写真はラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)がジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-2 6-2 6-2で下して好スタートを切った。試合時間は2時間2分。

 ロラン・ギャロスに18年連続出場となる35歳のナダルは、同大会で最多記録となる13回(2005~08年、10~14年、17~20年)の優勝を誇る。2度目の5連覇に挑んだ昨年は、準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に6-3 3-6 6-7(4) 2-6で敗れていた。

 今シーズンのナダルは1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン)を制して『ダブルグランドスラム(四大大会2回以上制覇)』の偉業を達成し、ロジャー・フェデラー(スイス)とジョコビッチを追い抜き男子の最多記録となる21回目のグランドスラム制覇を果たした。

 ナダルは次のラウンドで、2015年覇者のスタン・ワウリンカ(スイス)を2-6 6-3 7-6(2) 6-3で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のコランタン・ムーテ(フランス)と対戦する。

 そのほかの試合では第10シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、第13シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第22シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)、第29シードのダニエル・エバンズ(イギリス)、セバスチャン・バエズ(アルゼンチン)、フィリップ・クライノビッチ(セルビア)、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のペドロ・カチン(アルゼンチン)、予選勝者のボルナ・ゴヨ(クロアチア)が2回戦に駒を進めた。

 第17シードのライリー・オペルカ(アメリカ)はクライノビッチに6-7(5) 2-6 3-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○22ボルナ・ゴヨ(クロアチア)[Q] 6-4 6-7(3) 6-7(4) 7-6(4) 6-4 ●21アレッサンドロ・ジャンネッシ(イタリア)[LL]

○23フィリップ・クライノビッチ(セルビア)7-6(5) 6-2 6-3 ●24ライリー・オペルカ(アメリカ)[17]

○30コランタン・ムーテ(フランス)[WC] 2-6 6-3 7-6(2) 6-3 ●29スタン・ワウリンカ(スイス)

○32ラファエル・ナダル(スペイン)[5] 6-2 6-2 6-2 ●31ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)

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○36セバスチャン・バエズ(アルゼンチン)6-3 3-6 6-4 6-3 ●35ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)

○37ブランドン・ナカシマ(アメリカ)6-4 2-6 4-6 7-6(3) 6-2 ●38カミル・マイクシャク(ポーランド)

○48テイラー・フリッツ(アメリカ)[13] 7-6(2) 3-6 6-3 4-6 6-4 ●47サンティアゴ・ロドリゲス タベルナ(アルゼンチン)[Q]

○49キャメロン・ノリー(イギリス)[10] 7-5 6-2 6-0 ●50マニュエル・ギナール(フランス)[WC]

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○86ペドロ・カチン(アルゼンチン)[LL] 6-1 3-6 6-2 6-3 ●85ノルベルト・ゴンボス(スロバキア)[Q]

○89ダニエル・エバンズ(イギリス)[29] 7-6(3) 6-4 6-4 ●90フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)

○105ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)[22] 3-6 2-6 7-6(8) 6-4 6-4 ●106マキシム・クレッシー(アメリカ)

○107マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)1-6 6-2 6-3 7-6(3) ●108フランコ・アガメノン(イタリア)[LL]

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写真◎Getty Images

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