「より自由になり、空のように無限の可能性を感じる」準決勝進出のシフィオンテク [フレンチ・オープン]

フレンチ・オープン準々決勝でジェシカ・ペグラ(アメリカ)を倒したイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Gettey Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第11シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-3 6-2で倒してベスト4に進出した。

「間違いなく、今大会で一番安定したパフォーマンスだったから、かなり満足している。最初から最後までかなり集中できて、ジェシカに反撃のチャンスを与えなかった」

4回戦が“冷水のシャワー”になったと言っていたが、それがいい方向に影響した?

「ええ、そう思う。観てわかったと思うけど、凄く安定したパフォーマンスで何も問題がなかった。本当に集中できていた。自分のテニスをより効果的にするために、どうしなければいけないのかを4回戦の戦いが思い出させてくれた」

誕生日おめでとう。テレビのカメラにメッセージを書くとき、自分の年齢を間違えていたけど、大丈夫? 昨年1年間で自分のことで一番学んだのはどんなところ?

「ありがとう。昨年は多くのことを学んだわ。自分の可能性は空の高さのように無限であることを確認した。自分の力を証明したことで、より自由になったと感じる。頭の中で多くのことが変わった。自分がナンバーワンになれることにも気づいたし、その位置にいることにも対応できるようになった。素晴らしいことだと思う。確かに、自分の年齢を忘れちゃったの。1歳年上なのかと勘違いしちゃった!」

自由になったと感じるのはどんなこと?

「たくさんの大会を戦ってきたから、今は“ポイントを守らなきゃ!”などとは考えなくて済んでいる。悪い試合があったり、負けたりしてもあまり気にならない。突然ランキングが急下降することもないし。自分の力を生かす方法も以前より学んだから、その点でも自由を感じる。これはグランドスラム大会だから簡単じゃない。アンダードッグのほうが楽に自由に戦えると思う。でも周囲の期待やプレッシャーとどう向き合えばいいのか学んできた。うまく対処してプレッシャーを軽減したときも自由な気持ちになれる。今日はいいプレーができたから、3回戦までの試合よりも自由にプレーできた」

3-3で彼女のサービスゲームをブレークしたとき、相手のドロップショットに追いついたけど、VTRで見ると2回弾んでいた。あの瞬間は、そのような感触があった?

「私はすべてのボールを諦めずに追いかける。もし、2回弾んでいたのならごめんなさい。あの瞬間はボールに追いついてポイントを取ることしか考えていなかった。それで全力でダッシュした。判定はアンパイアがするもので難しいときもある。2回弾んでいたならごめんなさい。ポイントを取ることしか考えていなかった」

試合の最初は互角だったが、途中から一方的になった。何が違いを生んだのか、わかる?

「安定したバックハンドが違いを生んだと思う。彼女が凄くいいショットを打って何度かミスをしていたから。セットの終盤では安定したプレーができたと思う。彼女を追い詰めることができた」

次の相手について語ってくれる?

「今シーズン既に3回ダリア・カサキナ(ロシア)と対戦した。すべての試合が違う展開だった。最初から積極的に仕掛けて、彼女のプレーについて自分が持っている知識を生かしたい。とにかく集中して何が起きても対応できることが重要だと思う。彼女がクレーコートでは普段と違うスタイルなのはわかっているから、しっかり対応したい。大事なのは自分のプレーをして、アグレッシブに戦い、最初から主導権を握ることだと思う」

その3試合はすべてハードコートだったけど、今回のクレーコートでの対戦に影響はある?

「経験をすべて生かしたい。彼女のスタイルをよく知っているし、彼女のボールが自分のラケットでどんな感触なのかもよく憶えている。でも自信過剰にはなりたくない。グランドスラムの準決勝でそうなるとは思わないし、彼女もここまで勝ち上がるだけの実力を備えている。彼女の安定感は以前より増していると思う。他の試合と同様に準備して、過去の経験を生かしたい。ハードコートでの試合はあまり参考にならないし、時期も違うからそれほど意識しない」

彼女のバリエーション豊かなスタイルはクレーコートにとても合っている。だから危険だと感じている?

「私にとっても一番好きなサーフェスだから、イーブンかな。でもあまりそれは考えていない。今日のようにいい準備をして最初から最後までしっかり集中すれば、コートでいろんなものを出せると思う。私にもいろんなバリエーションがあり、問題があっても解決する自信はある。どんな選手でも危険だから、とにかくいい準備をしたい」

2年前に優勝したときは全然違う状況だった。当時のことを思い出す? その記憶はここで助けになっている?

「いいえ。コンディションが全然違うから、思い出すことはない。この2週間は少し奇妙なものだった。ここまでに凄く難しい時期があったけど、そこで変化を加えることで勝てるようになった。今年自分はアンダードッグじゃないから、正直すべてが違う。だから2年前の記憶はあまりプラスにはならない。クレーコートではいいプレーをする自信がある。期待は凄く大きいから、過去の経験を間違った方法で利用すると、悪い方向へいってしまう」

3度目のグランドスラム準決勝になるが、オーストラリアとの違い、2年前との違いは?

「今回は、自分が本当に努力して掴んだものだという感覚がある。1月はハードコートでの準決勝で予想外だったし、すべてが新しい経験だった。フレンチ・オープンでは昨年よりはいいプレーをしたいという気持ちがあって、今大会でプレッシャーを感じていた。それに対応できたことに喜んでいるし、あまり考え過ぎずにテニスに集中するようにしている。グランドスラム大会の準決勝は何度もあることじゃないから、今でも新しい経験だと思っている。このチャンスを生かしたい」

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写真◎Getty Images

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