上地結衣がファンクォトを下して連覇を目指すデ グロートとの決勝へ [フレンチ・オープン車いすの部]

写真は2021年フレンチ・オープンでの上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の車いす女子シングルス準決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)が第3シードのアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-2 6-3で倒して2年ぶりの女王返り咲きに王手をかけた。試合時間は1時間26分。

 ロラン・ギャロスに9年続10回目の出場となる28歳の上地は、これまでに4度(2014年、17年~18年、20年)タイトルを獲得。連覇に挑んだ昨年は、決勝でディーダ・デ グロート(オランダ)に4-6 3-6で敗れていた。

 1回戦をBYEで免除されていた上地は、水曜日に行われた準々決勝で大谷桃子(株式会社かんぽ生命保険)との日本人対決を7-6(5) 3-6 6-2で制して4強入りを決めていた。

 上地は最終ラウンドで、第1シードのデ グロートと対戦する。デ グロートは準決勝で、第4シードのクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)を6-0 6-0で下しての勝ち上がり。

 モンジェーヌとのペアで第2シードとしてダブルスにも出場している上地は、マカレナ・カブリラーナ(チリ)/エマニュエル・モーク(フランス)に対する初戦を控えている。

 車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各12ドロー&男女ダブルス各6ドローで争われる。

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写真◎Getty Images

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