チチパスが苦しみながらも初戦を突破、次はキリオスとのグラスコート初対決 [ATPハレ]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月13~19日/賞金総額227万5275ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がバンジャマン・ボンジ(フランス)を7-6(1) 1-6 6-3で倒して大会をスタートした。

 試合を通して14本のサービスエースを決めたチチパスは第2セットで3度サービスゲームを落としたが、第3セット第4ゲームでブレークしたリードを守って勝利をもぎ取った。シュツットガルト準々決勝でアンディ・マレー(イギリス)にストレート負けを喫していたチチパスにとって、これはグラスコートでの今季2勝目となる。

「厳しい試合だった。簡単ではなかったよ。最後にはいいテニスをしなければならなかったし、僕は実際にそれをやった。すべてが非常に競っていた。僕は何とか小さな隙間を見つけようとしていたんだ。どこかに浮かんでいるはずの小さなチャンスをね」とチチパスは試合を振り返った。

 チチパスは次のラウンドで、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を6-3 7-5で破って勝ち上がったニック・キリオス(オーストラリア)と顔を合わせる。

「グラスコートで彼とプレーするというのは、間違いなくかなり難しいと言えるね。とにかく楽しんでみるよ。どうなるか見てみよう」とチチパスは次戦を見据えた。ふたりはこの3年間に毎年一度ずつハードコートで対戦し、キリオスが2勝1敗と勝ち越している。

「彼はグラスコートシーズンで気合が入っている。僕も燃えている。彼に対して素晴らしい試合ができるよう、そして最高に高いレベルを維持することができるよう願っているよ」

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したキリオスは今季のグラスコートでの戦績を4勝1敗としたあと、「感触はとてもよかった。素晴らしいコートだったよ。今日はサービスが最高じゃなかったけど、ベースラインからできることをすべてやった。彼はドイツ人で、観客を巻き込んで勢いづいていた。だからきっちり試合を終わらせることができてかなり満足しているよ」とコメントした。

 そのほかの試合では第4シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、第8シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、セバスチャン・コルダ(アメリカ)、オスカー・オッテ(ドイツ)、予選勝者のタロン・グリークスプア(オランダ)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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