「俺に対する罰金は厳しい」生涯罰金額が1億円超えたというキリオス [ ATPシュツットガルト]

ボス・オープンの男子ダブルスにアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)とのペアで出場したニック・キリオス(オーストラリア)。準々決勝で敗退した(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月6~12日/賞金総額76万9645ユーロ/グラスコート)に出場中のニック・キリオス(オーストラリア)がこれまでのキャリアで科された罰金額が1億円(80万ドル)に達したことを明かした。

「俺が科された罰金はすべてチャリティーに使われた。皆のためだ。選手が罰金を科されるとすべてチャリティーに回される。それを俺に教えて何になるんだ? これまで何度も罰金を支払ったが、正直すべてのケースがフェアだったとは思わない。すべての罰金額を足すと、80万ドル(約1億円)くらいになる」

「他の選手がやったことを、もし俺がやっていたら3~4年の出場停止を食らっただろう。言いたいことがわかるか? ある選手が怒りに任せて持っていたボールを思い切り打ってアンパイアの目に当たり、手術を受けたことがあった。もちろん狙った訳じゃない。適当にどこかへ打ちたかったんだろうが、アンパイアの目に直撃して手術が必要なほど酷かったのに、たった7000ドル(約80万円)の罰金で済んだ。俺は水の入ったボトルで自慰行為のジェスチャーをしただけで、1万5000ドル(約200万円)だぞ」

「アンパイアをICU(集中治療室)送りにしたのに対して、俺はただふざけていただけ。チームのメンバーが見ていたから彼ら向けてやったんだが、テレビカメラが自分のほうに向いているとは思わなかった」

 キリオスは今大会のダブルスは準々決勝で敗退したが、シングルスでは1、2回戦を突破して準々決勝でマートン・フクソービッチ(ハンガリー)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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