メドベージェフがバウティスタ アグートから初勝利、準決勝は大会中に何度か練習した地元ドイツのオッテと対戦 [ATPハレ]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)、手前はロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月13~19日/賞金総額227万5275ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-2 6-4で下してベスト4に進出した。

 ふたりはこれが4度目のマッチアップだったが、メドベージェフが初勝利を挙げた。ハレで4度目の準々決勝を戦ったバウティスタ アグートはこの日も高いレベルのプレーを見せたが、手にした17本のブレークポイントをひとつもものにすることができず、重要なポイントで常にしぶとさを発揮したメドベージェフがストレートで試合を終わらせた。

 この試合までバウティスタ アグートに3戦全敗だったことについて尋ねられたメドベージェフは、「第一に、彼は素晴らしいプレーヤーだ。彼と戦ったすべての試合を覚えている。彼はいいテニスをしており、勝つことは難しかった」と答えた。

「今日の僕はプランを持って臨み、それを遂行し続けることができた。彼は僕よりも多くのブレークポイントを手にしていたから、僕はもっとも重要なポイントでより有効なプレーをすることができていたということだ。簡単ではなかったけど、勝ててうれしいよ」

 メドベージェフは次のラウンドで、第8シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を4-6 7-6(5) 6-4で破って勝ち上がったオスカー・オッテ(ドイツ)と対戦する。28歳のオッテが同大会に出場したのはこれが初めてだが、このところいい成績を重ねている彼は今やランキングを36位にまで上げようとしている。

「彼はいい選手だ。特にグラスコートで優秀だけど、クレーコートでも非常にいいプレーをしている。彼はシュツットガルトでも準決勝に進出し、2セットともタイブレークの末に(最終的に優勝した)マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に敗れたのだからね。彼は素晴らしいサービスとボレーの能力を持った優秀な選手だから、簡単にはいかないだろうね。しっかり準備して最高のテニスをして、全力で勝とうとしなければならない」とメドベージェフは次戦を見据えた。

「僕たちは今週に入ってから2度ウォームアップをし、一度練習したんだ。1セットのマッチ練習もやったけど、タイブレークにもつれたよ。そんな訳で、僕らは日に日にお互いをよく知りつつあるんだ。だから明日、実際に僕らが対戦するというのは楽しいことだ。ある選手と大いに練習し、週の終わりに大会の試合で彼と対決するなんてね。でも明日は、僕らは友達同士じゃないよ!」

 もうひとつの準決勝は、ホベルト・フルカチュ(ポーランド)とニック・キリオス(オーストラリア)の顔合わせとなった。第5シードのフルカチュが第4シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に7-6(2) 7-6(4)で競り勝ち、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したキリオスは第6シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6-4 6-2で退けた。

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写真◎Getty Images

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