メドベージェフが前週の準々決勝に続いてイバシカを退け8強入り [ATPハレ]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月13~19日/賞金総額227万5275ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)を7-6(4) 6-3で倒してベスト8に進出した。

 ふたりは前週のスヘルトーヘンボス準々決勝で対決したばかりで、そのときもメドベージェフが似たようなスコアで勝っていた。この試合でも第1セットは非常に競った展開になったが、大事な瞬間にいいサービスを入れるメドベージェフの能力が違いを生んだ。

 質の高いパフォーマンスで2回戦を突破したあと、「彼は素晴らしい選手だ。シーズン出だしに彼はケガをして多くの不運に見舞われたけど、昨シーズンの終りには素晴らしいプレーをしていた」とメドベージェフは相手を称えた。

「彼のことはもっと若い頃から知っている。僕らはATPツアーでプレーする前にも、フューチャーズやチャレンジャーの大会で対戦していたんだ。彼は重要な試合であるデビスカップで一度僕を倒したことがある。彼はテニスを知っているし、グラスコートでどうプレーすべきかを理解しているんだ。だから彼に2度連続で勝ち、厳しいテストをパスすることができて本当にうれしいよ」

 世界ランク1位に返り咲いても試合へのアプローチが変わる訳ではない話すメドベージェフは、世界1位に挑んでくる相手はとりわけ集中してレベルを上げてくるものなのかと尋ねられると「それは選手や試合、僕自身のレベルにもよると思う」と答えた。

「ある選手は世界1位が相手となると、厳しいドローだと怖気づくだろう。彼らはそれで負けたとしても、特に何とも思わない。そしてその逆のパターンもある。彼らはそれほど自信を持っていないかもしれないけど、世界1位に勝ったらそこから化けるんだ。僕のゴールは、コートに立つたびに可能な限り最高のプレーをすることだ。そしてもし対戦相手が勝った場合は祝福し、次の試合に向かっていくんだよ」

 メドベージェフは次のラウンドで、予選勝者のタロン・グリークスプア(オランダ)を6-7(6) 6-4 6-2で破って勝ち上がった第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。

 そのほかの試合では第8シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)がラスロ・ジェレ(セルビア)を7-6(4) 6-4で退け、オスカー・オッテ(ドイツ)はニコラス・バシラシビリ(ジョージア)との接戦を4-6 6-0 7-6(3)で制し、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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