今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」（イギリス・ロンドン／本戦6月27日～7月10日／グラスコート）のシード順位が発表され、世界ランク1位のイガ・シフィオンテク（ポーランド）が女子シングルスの第1シードとして大会に臨むことになった。

　2018年にジュニアの部でチャンピオンに輝いた21歳のシフィオンテクはプロツアーでは6度しかグラスコート大会でプレーしておらず、ウインブルドンでは昨年のベスト16が最高成績となっている。フレンチ・オープン（フランス・パリ／クレーコート）で2年ぶりの女王返り咲きを果たしたシフィオンテクは、2月末のドーハ（WTA1000／ハードコート）から続いているキャリア最長の連勝記録を「35」まで伸ばしている。

　女子の第2シードはここ1年でツアー5勝を挙げるなど飛躍を遂げたアネット・コンタベイト（エストニア）、前週のベルリン（WTA500／グラスコート）でタイトルを獲得したオンス・ジャバー（チュニジア）が第3シード、3度目のウインブルドン本戦となるパウラ・バドーサ（スペイン）は第4シードとなった。

　ロシアによるウクライナ侵攻を受けてイギリスで開催される今年のグラスコート大会に出場できないロシアとベラルーシの選手以外のランキング上位では、右足の疲労骨折で戦線を離脱したレイラ・フェルナンデス（カナダ）と妊娠を発表したエリナ・スビトリーナ（ウクライナ）が欠場している。

　組み合わせ抽選は金曜日に行われる予定で、本戦は月曜日からスタートする。

女子シングルス｜シード選手

1 イガ・シフィオンテク（ポーランド）
2 アネット・コンタベイト（エストニア）
3 オンス・ジャバー（チュニジア）
4 パウラ・バドーサ（スペイン）

5 マリア・サカーリ（ギリシャ）
6 カロリーナ・プリスコバ（チェコ）
7 ダニエル・コリンズ（アメリカ）
8 ジェシカ・ペグラ（アメリカ）

9 ガルビネ・ムグルッサ（スペイン）
10 エマ・ラドゥカヌ（イギリス）
11 コリ・ガウフ（アメリカ）
12 エレナ・オスタペンコ（ラトビア）

13 バーボラ・クレイチコバ（チェコ）
14 ベリンダ・ベンチッチ（スイス）
15 アンジェリック・ケルバー（ドイツ）
16 シモナ・ハレプ（ルーマニア）

17 エレナ・リバキナ（カザフスタン）
18 ジル・タイヒマン（スイス）
19 マディソン・キーズ（アメリカ）
20 アマンダ・アニシモワ（アメリカ）

21 カミラ・ジョルジ（イタリア）
22 マルチナ・トレビザン（イタリア）
23 ベアトリス・アダッド マイア（ブラジル）
24 エリース・メルテンス（ベルギー）

25 ペトラ・クビトバ（チェコ）
26 ソラナ・シルステア（ルーマニア）
27 ユリア・プティンセバ（カザフスタン）
28 アリソン・リスク（アメリカ）

29 アンヘリーナ・カリニーナ（ウクライナ）
30 シェルビー・ロジャーズ（アメリカ）
31 カイア・カネピ（エストニア）
32 サラ・ソリベス トルモ（スペイン）

女子ダブルス｜シード選手

1 エリース・メルテンス／ジャン・シューアイ（ベルギー／中国）
2 バーボラ・クレイチコバ／カテリーナ・シニアコバ（チェコ）
3 ガブリエラ・ダブロウスキー／ジュリアーナ・オルモス（カナダ／メキシコ）
4 リューメラ・キッシャノック／エレナ・オスタペンコ（ウクライナ／ラトビア）

5 エイジア・ムハメッド／柴原瑛菜（アメリカ／橋本総業ホールディングス）
6 ルーシー・ラデッカ／サーニャ・ミルザ（チェコ／インド）
7 アレクサ・グラーチ／アンドレア・クレパーチ（チリ／スロベニア）
8 青山修子／チャン・ハオチン（近藤乳業／台湾）

9 シュー・イーファン／ヤン・ザオシャン（中国）
10 ニコール・メリカ マルチネス／エレン・ペレス（アメリカ／オーストラリア）
11 アリシア・ロソルスカ／エリン・ロウトリフ（ポーランド／ニュージーランド）
12 チャン・ラティーシャ／サマンサ・ストーサー（台湾／オーストラリア）

13 ナテラ・ザラミゼ／アレクサンドラ・クルニッチ（ジョージア／セルビア）
14 モニカ・ニクレスク／エレナ ガブリエラ・ルース（ルーマニア）
15 ナディヤ・キッシャノック／ラルカ・オラル（ウクライナ／ルーマニア）
16 キルステン・フリプケンス／サラ・ソリベス トルモ（ベルギー／スペイン）