キリオスが接戦の末に初戦をクリア「彼がいいテニスをすることは知っていた」 [マヨルカ選手権]

写真はニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月19~25日/賞金総額95万1745ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、ニック・キリオス(オーストラリア)がラスロ・ジェレ(セルビア)を接戦の末に5-7 7-6(1) 7-6(1)で退けた。

 前週のハレ準決勝でキリオスは第1セット先取後にふたつのタイブレークを落としてホベルト・フルカチュ(ポーランド)に敗れていたが、この日はその逆のパターンで勝利を掴んだ。

「僕はキャリアを通していいタイブレークをプレーしてきたし、自分のサービスさえよければチャンスがあるとわかっていた。今日の彼は非常にサービスがよく、重要なポイントでもいいプレーをしていた。とにかく勝つことができてうれしいよ」とキリオスは試合後にコメントした。

 試合通して24本のサービスエースを決めながら8度ブレークのピンチにさらされたキリオスは、そのうち7つを凌いだ。第3セットでは直面した6つのブレークポイントをすべてセーブし、自分のサービスでは最後の24ポイント中23本を取ってタイブレークでは一気に決着をつけた。

「ラスロは厳しい相手だ。僕らはジュニア時代を一緒に過ごしてきたから、彼がいいテニスをすることは知っていたよ。この勝利を誇りに思う」

 キリオスは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていた第5シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。

「もうひとつの厳しい試合だ。彼は偉大な選手であり、素晴らしい人間でもある。彼はツアーでのいい仲間のひとりなんだ。彼は感じがよく、僕に凄くよくしてくれるんだ」とキリオスは相手に親しみを込めながら次戦を見据えた。

 そのほかの試合では第8シードのセバスチャン・バエズ(アルゼンチン)が予選勝者のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-3 6-4で下し、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)がドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)に7-5 7-6(2)で競り勝ち、マルコス・ギロン(アメリカ)は第6シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を6-7(6) 6-4 7-6(2)で倒してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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