セレナがジャバーとのダブルスでカムバック勝利「とても楽しかった」 [WTAイーストボーン]

写真はオンス・ジャバー(右)/セレナ・ウイリアムズ(チュニジア/アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ロスシー国際イーストボーン」(WTA500/イギリス・イーストボーン/6月19~25日/賞金総額75万7900ドル/グラスコート)の女子ダブルス1回戦で約1年ぶりに戦線に復帰したセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、オンス・ジャバー(チュニジア)と組んでマリー・ブーズコバ(チェコ)/サラ・ソリベス トルモ(スペイン)を2-6 6-3 [13-11]で倒してカムバックを勝利で飾った。

 昨年のウインブルドン1回戦で左脚を痛めて途中棄権を強いられて以来プレーしていなかったセレナは、今回は足慣らしとしてワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取りダブルスのみに出場した。

「オンスと一緒にプレーするのはとても楽しかったわ。素晴らしかったし、大いに楽しんだ。そして対戦相手も驚くべきプレーをしていた。第1セットのあと、私たちは何とか食い下がろうと踏ん張っていたの」とセレナは試合後のオンコートインタビューで復帰戦の感想を語った。

 一方のジャバーは、「凄く楽しかった。試合前は彼女のようなレジェンドと組んでプレーすることに緊張して少しナーバスになっていたの。でも彼女はコートで凄く私を活かしてくれ、私がミスを犯してしまったときも励まし続けてくれた」と話した。

 セレナがダブルスをプレーするのは、2020年オークランドでよき友人のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)と最後にペアを組んだとき以来となる。

 第1セットは相手のペースで進んだが、第2セットでリズムを掴んだセレナは多くのウィナーを放ち始めてペアをいい軌道に乗せた。パスのウィナーを決めた第2セットの山場を振り返り、セレナは「ちょっと火がついたわね。いいことよ。私にはそれが必要だったの」とコメントした。

 ジャバー/ウイリアムズは準々決勝で、前日に勝ち上がりを決めていた青山修子(近藤乳業)/チャン・ハオチン(台湾)と対戦する。

 試合後の記者会見で復帰における今後のプロセスについて聞かれたセレナは、「文字通り、1日1日に取り組んでいくわ。ハムストリングのケガを直すのに凄く時間がかかったから、今はあれこれ多くのことを決めるつもりはない」と答えた。

「間違いなく、コートでの感じはよかった。第1セットで私はオンスに、『私たちのプレーが悪い訳でなく、相手が凄くいいプレーをしているのよ』と言ったの。でもそのあとより多くのボールをプレーしていくことで感触はずっとよくなっていき、『OK、練習ではいい感じだった。今は(実戦でも)いい流れに乗りつつある』と再確認できた感じだったの」

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