クビトバがアダッド マイアの連勝を終わらせ決勝進出、オスタペンコはタイトル防衛に王手 [WTAイーストボーン]

写真はペトラ・クビトバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ロスシー国際イーストボーン」(WTA500/イギリス・イーストボーン/6月19~25日/賞金総額75万7900ドル/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、第14シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が第15シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を7-6(5) 6-4で倒して今季初優勝に王手をかけた。

 2週間前のノッティンガムと前週のバーミンガムを制した26歳のアダッド マイアは今季のグラスコートで初黒星を喫し、キャリア最長の連勝は「12」でストップした。

「予想していた通り、厳しい試合だった。第1セットのタイブレークと、第2セット序盤にあったブレークのカギはサービスだった。試合を通してブレークは一度だけ。本当にグラスコートらしい試合だったわ」とクビトバは試合を振り返った。

 ふたりは前週にバーミンガムの1回戦で対戦したばかりで、そのときはアダッド マイアが7-6(4) 6-2で勝っていた。

 クビトバは同大会で11年ぶりの決勝で、第12シードのカミラ・ジョルジ(イタリア)を6-2 6-2で破って勝ち上がった第8シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦する。クビトバは2011年の決勝ではマリオン・バルトリ(フランス)に敗れたが、続くウインブルドンでは優勝した。

 ハードヒッター同士の対戦だった準決勝は、ディフェンディング・チャンピオンのオスタペンコに有利な方向に進んだ。ウィナーの数はオスタペンコの22本に対し、ジョルジは11本に留まった。

 オスタペンコとクビトバは過去に8度対戦し、4勝4敗で星を分け合っている。今シーズンは2月にドバイの準々決勝で大接戦を演じ、辛くも勝ったオスタペンコはそのままタイトルを獲得した。

「私にとってはほぼ1年ぶりの決勝だから、それだけでもうれしいわ。エレナがここでプレーするのが大好きなのは観ていてわかるし、彼女はグラスコートに適したプレーをする。次の試合でも出だしからサービス、リターン、そして数ショットが勝負を分けることになるでしょうね」とクビトバは決勝を見据えた。

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写真◎Getty Images

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