シナーがアルカラスとのネクストジェン王者対決を制してベスト8進出 [ウインブルドン]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、第10シードのヤニク・シナー(イタリア)が第5シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-1 6-4 6-7(8) 6-3で振りきりベスト8に進出した。試合時間は3時間35分。

 グランドスラム大会でシナーが4回戦を突破したのは、1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来で3度目となる。同ラウンドでの戦績は、3勝3敗となった。

 ふたりはともに男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/室内ハードコート)の優勝経験があり、シナーが2019年、アルカラスは昨年の大会でチャンピオンに輝いた。

 ウインブルドンに2年連続出場となる20歳のシナーは昨年の大会では1回戦でマートン・フチョビッチ(ハンガリー)に7-5 3-6 5-7 3-6で敗れており、2019年の予選も含め今大会まで未勝利だった。シナーは今大会を迎えるまで、ツアーレベルのグラスコートでは4戦全敗だった。

 両者はこれが3度目のマッチアップだったが、シナーが初勝利を挙げた。ツアーレベルでは昨年11月にパリ(ATP1000/室内ハードコート)の1回戦で顔を合わせ、アルカラスが7-6(1) 7-5で勝っていた。

 今大会でのシナーは1回戦でワイルドカードのスタン・ワウリンカ(スイス)を7-5 4-6 6-3 6-2で、2回戦でミカエル・イーメル(スウェーデン)を6-4 6-3 5-7 6-2で、3回戦では第20シードのジョン・イズナー(アメリカ)を6-4 7-6(4) 6-3で破って16強入りを決めていた。

 シナーは準々決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したティム・ファン ライトフォヘン(オランダ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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