ナダルが腹筋のケガでウインブルドン準決勝を棄権
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)が公式サイトを更新し、男子シングルスに第2シードとして出場していたラファエル・ナダル(スペイン)が腹筋の裂傷を理由にニック・キリオス(オーストラリア)に対する準決勝を棄権したと発表した。
ナダルは水曜日に行われた準々決勝で、第11シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)にぎりぎりまで追い込まれながらも3-6 7-5 3-6 7-5 7-6(10-4)で競り勝った。明らかに腹筋に痛みを抱えた様子を見せていたナダルは第2セット途中でメディアカルタイムアウトを取ったが、決して諦めることなく4時間20分を戦い抜いていた。
今シーズンのナダルは足のケガを抱えながらも1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン)と6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)を制してフェデラーとノバク・ジョコビッチ(セルビア)に2つ差をつける男子最多のグランドスラム22勝目をマークし、1969年以来となる男子テニスの『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を達成する可能性があった。
これによりキリオスは、不戦勝で決勝に進出することが決まった。
写真◎Getty Images
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