復活を目指すティームが2週連続準々決勝進出「今はすべての勝利が重要」 [スイス・オープン]
ATPツアー公式戦の「EFGスイス・オープン・グスタード」(ATP250/スイス・ベルン州グスタード/7月18~24日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、ケガからの復帰に取り組んでいるドミニク・ティーム(オーストリア)がフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を7-6(8) 6-3で下してベスト8に進出した。
第1セットで一時5-2とリードしながら追い上げられたティームはタイブレークで直面したふたつのセットポイントを凌いだ末に競り合いを制し、その勢いに乗って第2セットでも突き進んだ。
「今はすべての勝利が本当に重要であり、僕のボックス席(にいる自分のチーム)から大きなエネルギーを得た。彼らもまた、第1セットが勝負を分ける重要なものであり、試合のカギだと知っていた。僕はバスタッドでも準々決勝に進出したばかりで、ここグスタードでその進撃を裏付けたいと願っていたんだ」とティームは試合後のオンコートインタビューで語った。
復帰後も数ヵ月に渡って1試合も勝てない日々が続いたあとようやくいい軌道に戻ったように見えるティームは、「僕は2試合に勝った。これは今の僕にとって大きな意味があることだ。僕は本当にランキングポイントを必要としている。勝った試合はすべて、そのそれぞれが非常に特別なものだ」と心情を吐露した。
「カギとなったのは第1セットのセットポイントを凌いだことだった。僕は試合を通していいプレーをしていたと思う。僕は第1セットの主導権を握っていたけど、サービング・フォー・ザ・セットでいいプレーができず危なかった。特にここは標高が高いから、彼のハードヒットが重くなるんだ。あのふたつのセットポイントを凌ぎ、タイブレークを取れたことが大きかった」
2015年大会チャンピオンのティームの準々決勝で、第3シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を7-6(3) 7-5で倒す番狂わせを演じて勝ち上がった世界ランク115位のフアン パブロ・バリーリャス(ペルー)と対戦する。この試合は前日に始まったが雨で順延となり、予選勝者のバリーリャスが再開直後のゲームをブレークして決着をつけた。
写真◎Getty Images
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