ルブレフは2回戦で好調セルンドロにストレート負け [ハンブルク・オープン]

写真はアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ハンブルク・ヨーロピアン・オープン」(ATP500/ドイツ・ハンブルク/7月17~23日/賞金総額191万1620ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が前週のバスタッドでツアー初優勝を飾ったばかりでこのところ波に乗っているフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)に4-6 2-6で敗れた。

 バスタッドで世界ランク5位のキャスパー・ルード(ノルウェー)を倒していたセルンドロは、2度目の対トップ10勝利をマークした。ルブレフは2020年の同大会でタイトルを獲得していたが、この日は冴えを見せたセルンドロのストロークに対処しきることができなかった。

「僕はまたも素晴らしい試合をしたと思う。コートでは本当に心地よさを感じていた」とセルンドロは試合後のオンコートインタビューで語り、「最初の3ゲームでも悪いプレーをしていた訳じゃない。彼が非常に堅固で、ほとんどミスしなかったからだ。でもそれから僕は自信を感じ始め、全体的に見て今日はとても安定したプレーができたと思う」と2-4から挽回した第1セットを振り返った。

「このレベルでこの自信を胸にしているというのは本当にいいことだ。そんなことが起きたのは初めてのことだからね。僕はトッププレーヤーたちと対戦し、いいプレーをしている。信じられないようなことだ。試合を通して集中力を保っていいプレーができているから、自分のテニスと精神面には満足しているよ」

 セルンドロは次のラウンドで、予選勝者のダニエル エライ・ガラン(コロンビア)を3-6 6-3 6-4で破って勝ち上がったアスラン・カラツェフ(ロシア)と対戦する。

 ブレイクのシーズンを送っている23歳のセルンドロは2月にブエノスアイレスで8強入りしたあとリオデジャネイロで準決勝に進出して初のトップ100入りを果たし、 4月にATPマスターズ1000大会のマイアミでベスト4に進出してサプライズを起こした。彼は昨年までツアーレベルで5試合しか勝っていなかったが、今季は既にマッチ19勝を挙げている。

 そのほかの試合では第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がフィリップ・クライノビッチ(セルビア)を7-6(4) 6-3で退け、第7シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)は2013年大会チャンピオンのファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-3 7-5で倒し、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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