キリオスが膝の痛みによりシングルスを棄権「今日は最高のパフォーマンスができない」 [アトランタ・オープン]
ATPツアー公式戦の「アトランタ・オープン」(ATP250/アメリカ・ジョージア州アトランタ/7月25~31日/賞金総額79万2980ドル/ハードコート)でウインブルドン以来のシングルスをプレーする予定だったニック・キリオス(オーストラリア)が、左膝の痛みにより棄権を余儀なくされた。
第7シードのキリオスは男子シングルス1回戦で予選勝者のペーター・ゴヨブチック(ドイツ)と対戦する予定だったが、試合開始前に棄権を決めたため、代わりに出場したラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアドリアン・マナリノ(フランス)が6-3 7-6(7)で勝利をおさめてそのチャンスを最大限に活用した。
棄権を決めたあと、キリオスはナイターに組まれていたその試合前にコートに姿を現して観客たちに挨拶した。
「まず第一に、今夜はプレーすることができず本当にがっかりしていることを伝えたい。僕は一度この大会で優勝したことがあり、今は恐らくキャリア最高のプレーをしているところだ。僕が望んでいたのは、ここにきて皆さんにショーを披露することだった。でも僕は今日、最高のパフォーマンスをすることができない」とキリオスは観客たちに向かって話した。
「本当に申し訳なく思っている。でももしかしたら、今週はタナシとのダブルスは続けられるかもしれないという希望を持っている」
今大会の第2シードでオーストラリアン・オープン優勝ペアのタナシ・コキナキス(オーストラリア)/キリオスは月曜日に行われた1回戦でニコラ・マウ/エドゥアール・ロジェ バセラン(ともにフランス)を7-6(8) 6-3で破っており、水曜日にゴンサロ・エスコバル(エクアドル)/ハンター・リース(アメリカ)に対する準々決勝を戦う予定になっている。
「僕はここにきて皆さんと顔を合わせ、皆さんを愛していると伝えたかった。できれば来年はシングルスをプレーし、ベストを尽くしたい」とキリオスは締めくくった。
写真◎Getty Images
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