メドベージェフが世界1位を巡る戦いについてコメント「少しは気にかけている」
ATPツアー公式戦の「ミフェル・オープン」(ATP250/メキシコ・ロス カボス/8月1~6日/賞金総額92万625ドル/ハードコート)で夏のハードコートシーズンをスタートさせる予定のダニール・メドベージェフ(ロシア)は現在世界ランク1位だが、その座はプレッシャー下に置かれている。彼と2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)のポイント差は、わずか775点なのだ。
メドベージェフはまた、翌週にトロントで開催されるATPマスターズ1000大会で前年に優勝した1000ポイントを防衛しなければならない。
「もちろん、(世界1位を巡る戦いを)少しは気にかけている」とメドベージェフはATP(男子プロテニス協会)が行ったインタビューで語った。
「それは時期にもよる。何故なら僕が残りの大会すべてで優勝しようとしない限り、世界1位の座は年末には恐らくラファエル・ナダル(スペイン)にいくということはわかっている。でも同時にアメリカのハードコートシーズンでいいプレーをすれば、かなり長いことその座をキープできるからね」
今週はメドベージェフにとって世界1位として過ごす11週目となるが、現在の彼はシーズン末にイタリア・トリノで開催される世界トップ8による「Nitto ATPファイナルズ」出場権を争うレースランキング(Race To Turin)では6位につけている。それはつまり今季に彼より多くのポイントを獲得した選手が5人いるということであり、彼の世界1位の座が脅かされかねないということだ。
この状況については把握していたが、メドベージェフは1位の座を維持するために毎週何ポイントを獲得しなければならないかを綿密に調べるようなことはしていない。ロス カボスで第1シードの彼が大会に出場するのは、6月のマヨルカ以来となる。
迅速に試合のリズムを取り戻す方法について尋ねられたメドベージェフは、「難しいな。状況にもよるけど、間違いなくもっとも重要なのは試合に勝つことだ」と答えた。
「どの対戦相手もタフだから、試合に勝てば勝つほど自信がつく。そして試合の感覚がよくなればなるほど、やるべきことがうまくできるようになる。僕はそれを、ここロス カボスでやろうとしているんだ」
写真◎Getty Images
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