カサキナがロジャーズを倒して今季初優勝、キャリアハイの世界9位に浮上へ [シリコンバレー・クラシック]

写真は今季初優勝を飾ったダリア・カサキナ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ムバダラ・シリコンバレー・クラシック」(WTA500/アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ/8月1~7日/賞金総額75万7900ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第7シードのダリア・カサキナ(ロシア)がシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-7(2) 6-1 6-2で倒してチャンピオンに輝いた。試合時間は2時間32分。

 両者はこれが3度目の対戦だったが、カサキナが2勝1敗と勝ち越した。今シーズンは5月にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の3回戦で顔を合わせ、カサキナが6-3 6-2で勝っていた。

 カサキナがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、昨年3月のサンクトペテルブルク(WTA500/室内ハードコート)以来でキャリア5度目となる。決勝での戦績は、5勝5敗となった。この勝利でカサキナは、大会後に更新される世界ランクで自己最高の9位に浮上することが確実となった。

 今大会でのカサキナは1回戦でウインブルドン優勝者のエレナ・リバキナ(カザフスタン)を1-6 6-2 6-0で、2回戦で予選勝者のテイラー・タウンゼント(アメリカ)を6-4 6-0で、準々決勝で第4シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を4-6 7-5 6-0で、準決勝では第2シードのパウラ・バドーサ(スペイン)を6-2 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 4試合で1セットも落とさず決勝まで勝ち上がってきた29歳のロジャーズは、2016年2月のリオデジャネイロ(WTAインターナショナル/クレーコート)以来となる3度目のツアー決勝で初優勝を目指していた。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第4シードのシュー・イーファン/ヤン・ザオシャン(ともに中国)が青山修子(近藤乳業)/チャン・ハオチン(台湾)を7-5 6-0で下して今季2勝目を挙げた。


(右から)女子ダブルス優勝のシュー・イーファン(中国)、ヤン・ザオシャン(中国)、準優勝のチャン・ハオチン(台湾)、青山修子(近藤乳業)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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