前年女王ラドゥカヌは初戦敗退、グランドスラム63回連続出場で女子の歴代トップを更新したコルネに敗れる [USオープン]

写真はエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、初のタイトル防衛に挑んだ第11シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)がアリゼ・コルネ(フランス)に3-6 3-6で敗れた。試合時間は1時間42分。

 大会初出場だった昨年の大会で予選から1セットも落とさず18歳にして頂点に駆け上がってセンセーションを巻き起こしたラドゥカヌは、グランドスラム大会で優勝した史上初の予選勝者となっていた。この1年に期待されていたような結果を残せなかったラドゥカヌは、大会後に更新される世界ランクで80位前後まで下がる見込みとなった。

 グランドスラム63回連続出場で女子の歴代トップを更新したコルネは次のラウンドで、テイラー・タウンゼント(アメリカ)を6-4 4-6 6-2で破って勝ち上がったカテリーナ・シニアコバ(チェコ)と対戦する。

 2018年と20年のチャンピオンで元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)は第19シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)に6-7(5) 3-6で敗れ、同大会で初めて初戦敗退を喫した。大坂は今夏の北米ハードコートシーズンで4大会プレーしたが、1勝しか挙げることができなかった。

 そのほかの試合では第26シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)、イリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)、マルタ・コスチュク(ウクライナ)、ユレ・ニーマイヤー(ドイツ)、予選勝者のクリスティーナ・ブクサ(スペイン)が2回戦に駒を進めたほか、1試合が第3セット途中で雨により順延となった。

 第24シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)がプティンセバに3-6 3-6で、第32シードのエリース・メルテンス(ベルギー)はベグに6-3 2-6 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

女子シングルス1回戦|主な試合結果

7ペイトン・スターンズ(アメリカ)[WC] 4-6 6-4 3-4 順延 8エカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)[28]

○10ユリア・プティンセバ(カザフスタン)6-3 6-3 ●9アマンダ・アニシモワ(アメリカ)[24]

○12ユレ・ニーマイヤー(ドイツ)7-6(3) 6-4 ●11ソフィア・ケニン(アメリカ)[WC]

○26イリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)3-6 6-2 6-3 ●25エリース・メルテンス(ベルギー)[32]

○38マルタ・コスチュク(ウクライナ)7-6(2) 6-4 ●37マヤル・シェリフ(エジプト)

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○40ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[26] 6-1 4-6 6-2 ●39アシュリン・クルーガー(アメリカ)[Q]

○50アリゼ・コルネ(フランス)6-3 6-3 ●49エマ・ラドゥカヌ(イギリス)[11]

○52カテリーナ・シニアコバ(チェコ)6-4 4-6 6-2 ●51テイラー・タウンゼント(アメリカ)

○54クリスティーナ・ブクサ(スペイン)[Q] 6-4 6-4 ●53カーヤ・ユバン(スロベニア)

○56ダニエル・コリンズ(アメリカ)[19] 7-6(5) 6-3 ●55大坂なおみ(日本/フリー)

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写真◎Getty Images

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