ガウフが自国の先輩キーズを倒し、USオープンで初めて2週目に進出「私にとって大きな意味がある」
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第12シードのコリ・ガウフ(アメリカ)が第20シードのマディソン・キーズ(アメリカ)との地元勢対決を6-2 6-3で制してベスト16に進出した。
フラッシングメドウで過去3度本戦でプレーしたガウフは、今まで一度も2週目に進むことができていなかった。途中でやや緊迫した場面もあった第2セットを取って勝利を決めたあと、ガウフはスタンドにある自分のボックス席のほうを向いて叫んだ。
「(2週目に勝ち残ったことは)私にとって大きな意味がある。今朝は目覚ましで起きることができずに寝坊してしまい、『私って呪われているの?』とか思っていたの。昨日は夜9時半くらいまでコートにいてダブルスで負けてしまったから、今日は勝てるよう願っていたわ。起きたときはいい気分じゃなかったから、ポジティブなエネルギーをくれた私のチームのおかげね」とガウフは試合後のオンコートインタビューで笑いながら話した。
1月にアデレードの準決勝でキーズに惜敗していたガウフは、「あの試合から私は多くを学んだ」と試合前に話していた。
そのときの雪辱に成功したガウフは、「今日は思い切りラケットを振りきっていった。あのときは受け身過ぎたから、彼女が私をパワーで圧倒した。だから今日はふたたび同じことが起きることはないという思いで臨み、ミスを恐れず思いきっていったの」と試合後にコメントした。
試合前のガウフは「今年の出だしは全般的に、メンタル的にいい状態じゃなかった。自分のテニスに自身が持てていなかったの」と振り返り、「でも今は本当に自信を持っているわ。サービスがかなり上達したと思うし、ファーストサーブからポイントをたくさん取れている。フォアハンドもかなりよくなったし、リターン力も上がったしね。メンタル的にもいい状態よ」とその後の変化について分析していた。
18歳のガウフは次のラウンドで、レベッカ・マリノ(カナダ)を6-2 6-4で破って勝ち上がったジャン・シューアイ(中国)と対戦する。
写真◎Getty Images
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