ルブレフが大熱戦の末にシャポバロフを退け4回戦へ「自分をとても誇りに思う」 [USオープン]
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第9シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が第19シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)に6-4 2-6 6-7(3) 6-4 7-6(10-7)で競り勝ちベスト16進出を決めた。
スリルとサスペンスに満ちたこの熱戦を第5セットの10ポイントタイブレークの末に制した瞬間、ルブレフは顔を手で覆って背中からコートに倒れ込んだ。ルブレフは最終セット5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチで手にしていた3つのマッチポイントをものにし損ねたが、その失望にも負けず戦い続けて最終的に勝利をもぎ取った。
「クレイジーな試合だった。僕の意見では、このような試合に勝者はいない。デニスも勝つに値した。僕らはふたりとも勝つに値したんだ」とルブレフは試合後の記者会見で語った。
「超現実的な試合だった。勝つことができて本当にうれしいよ。第5セットを6-4で終わらせることができなかったとは言えね。むしろ、だからこそ僕は2倍分余計に自分を誇りに思う。あのような厳しい瞬間があっても勝つことができたんだから。僕は自分がベストを尽くしたと感じている」
ルブレフは次のラウンドで、第28シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)を7-5 6-4 6-1で破って勝ち上がった第7シードのキャメロン・ノリー(イギリス)と対戦する。
ツアーでも有数の高いフィットネスレベルとスタミナを誇るノリーに対する次戦に目を向けたルブレフは、「ノリーは相手に1本余計にショットを打たせてリスクを負わせる。余計にリストを犯せば当然ミスも多くなるだろう。彼は長いラリーをし、動きも非常にいい。だからメンタル的な強さとフィジカル的な耐久力が必要な厳しい試合になるだろう。また頭脳的なテニスも必要となる。彼を倒すには賢いプレーをする必要があるからね」と展望を述べた。
写真◎Getty Images
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