奈良くるみが現役引退、今月の東レPPOがラストマッチ
奈良くるみ(安藤証券)が今月、3年ぶりに開催される国際大会「東レ パン・パシフィック・オープン」(略称:東レPPO/予選9月17、18日、本戦9月19〜25日)/有明テニスの森) をもって現役を引退するとマネージメント会社(3G Sports Management)が発表した。引退試合となる東レPPOでは、シングルス予選とダブルスに出場予定。ダブルスは、ジュニア時代からともに戦ってきた土居美咲(ミキハウス)とペアを組む。
奈良くるみコメント
「私は、東レ パン・パシフィック・オープンを最後に、現役を引退することになりました。3歳から始まった私のテニス人生。振り返っても、一つの悔いもなく選手生活を去れることに、私自身驚いています。すべての力を出し切って引退できることを、幸せに思います。そう思えるのも、これまでたくさんの方々が私を応援してくださったからです。人との出会いに恵まれて、ここまでプレーし続けることができました。私を応援してくださったすべての方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。東レ パン・パシフィック・オープンでは、最後の1ポイントまで、自分らしく戦い抜きたいと思います。本当にありがとうございました」
奈良くるみプロフィール
1991年12月30日生まれ(現在30歳)、兵庫県川西市出身。WTAランキング自己最高位、シングルス32位、ダブルス109位。右利き、バックハンド両手打ち。大阪産業大学卒。安藤証券所属。3歳でテニスを始め、全国小学生大会、全国中学生大会、インターハイ、全日本ジュニア、世界スーパージュニアなど、数々の主要ジュニアタイトルを総なめにし、海外では2007年に土居美咲とペアを組みウインブルドン・ジュニアのダブルスで準優勝を飾った。高校3年生になった2009年4月にプロ転向すると、その年の全日本選手権で優勝。2013年にはUSオープンで3回戦(ベスト32)進出。翌2014年にはオーストラリアン・オープンで2度目のグランドスラム大会ベスト32、さらにリオ・オープンでWTAツアー初優勝を果たし、同年8月に自己最高32位まで世界ランクをアップさせた。2017年はUSオープンで当時世界8位のスベトラーナ・クズネツォワを破って3度目のグランドスラム大会ベスト32を果たした。小柄ながら抜群の展開力とクレバーなプレーで活躍し、多くのファンを魅了してきた。
写真◎Getty Images
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