車いすの部がスタート、年間グランドスラム達成を目指す国枝慎吾が初戦に勝利 [USオープン]

写真は国枝慎吾(ユニクロ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の大会10日目は車いすの部が始まり、男子シングルス1回戦で第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)がヨアキム・ジェラード(ベルギー)を6-3 7-5で倒して大会3連覇に向けてのスタートを切った。試合時間は2時間3分。

 フラッシングメドウに6年連続14回目の出場となる38歳の国枝は、これまでにシングルスのタイトルを8度(2007年、09~11年、14~15年、20~21年)獲得。昨年は決勝でアルフィー・ヒュウェット(イギリス)を6-1 6-4で退け、タイトル防衛に成功した。

 この大会で国枝が優勝すれば、男子シングルスで史上初の『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を達成することができる。

 国枝は次のラウンドで、ゴードン・リード(イギリス)が第1セット終了後に棄権したため勝ち上がったマルティン・デ ラ プエンテ(スペイン)と対戦する。

 そのほかの男子日本勢は第4シードの小田凱人(東海理化)がダニエル・カベルサスチ(スペイン)の途中棄権で勝利を決め、三木拓也(トヨタ自動車)は第3シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)を6-3 7-6(2)で倒す番狂わせを演じてそれぞれ2回戦に駒を進めた。

 車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Ret.は途中棄権

車いす男子シングルス1回戦◎試合結果|日本人選手

○1国枝慎吾(日本/ユニクロ)[1] 6-3 7-5 ●2ヨアキム・ジェラード(ベルギー)

○12小田凱人(日本/東海理化)[4] 6-0 Ret. ●11ダニエル・カベルサスチ(スペイン)

○6三木拓也(日本/トヨタ自動車)6-3 7-6(2) ●5グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)[3]

車いす男子シングルス準々決勝◎組み合わせ|日本人選手

1国枝慎吾(日本/ユニクロ)[1] vs 4マルティン・デ ラ プエンテ(スペイン)

12小田凱人(日本/東海理化)[4] vs 10ニコラ・パイファー(フランス)

6三木拓也(トヨタ自動車)vs 8ルーベン・スパールハレン(オランダ)

車いす男子ダブルス1回戦◎組み合わせ|日本人選手

6グスタボ・フェルナンデス/国枝慎吾(アルゼンチン/ユニクロ)vs 5トム・エフベリンク/ヨアキム・ジェラード(オランダ/ベルギー)

4アレハンデル・カタルド/小田凱人(チリ/東海理化)vs 3三木拓也/ケーシー・ラツラフ(トヨタ自動車/アメリカ)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles