国枝慎吾が『生涯ゴールデンスラム』の偉業を達成、苦しみ抜いた末にシングルス初優勝 [ウインブルドン車いすの部]

写真は国枝慎吾(ユニクロ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の車いす男子シングルス決勝で第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)が第2シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス)との接戦を4-6 7-5 7-6(10-5)で制して初優勝を飾り、同種目で『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を達成した。試合時間は3時間20分。

 国枝がグランドスラム大会のシングルスでチャンピオンに輝いたのは、昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)から4大会連続で通算28回目(全豪11回、全仏8回、ウインブルドン1回、全米8回)となる。

 ウインブルドンに2年連続13回目の出場となる38歳の国枝は、シングルスでは2019年の準優勝が最高成績だった。2年ぶりに開催された昨年は、1回戦でゴードン・リード(イギリス)に6-1 2-6 3-6で敗れていた。

 今大会での国枝は1回戦でトム・エフベリンク(オランダ)を6-1 6-7(5) 6-1で、準決勝ではディフェンディング・チャンピオンのヨアキム・ジェラード(ベルギー)を6-1 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 国枝は前日にグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)とのコンビで第2シードとして臨んだダブルス決勝で第1シードのヒュウェット/ゴードン・リード(イギリス)を6-3 6-1でを倒しており、単複2冠に輝いた。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。


シングルスで『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を達成した国枝慎吾(ユニクロ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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