タフマッチを切り抜けサバレンカを倒したシフィオンテクが今季のグランドスラム2冠目に王手 [USオープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第6シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を3-6 6-1 6-4で倒し、3度目のグランドスラム制覇にあと1勝と迫った。試合時間は2時間11分。

 第1セットを落とす苦しい展開からセットオールに追いついたシフィオンテクは第3セットで先にリードされながら2度に渡ってブレークバックに成功し、2-4から最後の4ゲームを連取して勝利をもぎ取った。

 グランドスラム大会でシフィオンテクが準決勝を突破したのは、2度目の栄冠に輝いた今年のロラン・ギャロス以来でキャリア3度目となる。同ラウンドでの戦績は、3勝1敗となった。

 フラッシングメドウに4年連続出場となる21歳のシフィオンテクは、昨年のベスト16がこれまでの最高成績だった。そのときは3試合を勝ち抜いたあと、4回戦でベリンダ・ベンチッチ(スイス)に6-7(12) 3-6で敗れていた。

 2月末のドーハ(WTA1000/ハードコート)から6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)まで6大会連続優勝を飾って2000年以降の女子ツアーで単独トップとなるマッチ37連勝をマークしたシフィオンテクは、そのあと4勝4敗とやや勢いを落として今大会を迎えている。

 この結果でシフィオンテクは、サバレンカとの対戦成績を4勝1敗とした。今シーズンは3度顔を合わせ、すべてシフィオンテクがストレートセットで勝っていた。

 今大会でのシフィオンテクは1回戦でジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-3 6-0で、2回戦で2017年大会チャンピオンのスローン・スティーブンス(アメリカ)を6-3 6-2で、3回戦でローレン・デービス(アメリカ)を6-3 6-4で、4回戦でユレ・ニーマイヤー(ドイツ)を2-6 6-4 6-0で、準々決勝では第8シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-3 7-6(4)で破って4強入りを決めていた。

 シフィオンテクは最終ラウンドで、第5シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と対戦する。ジャバーは準決勝で、第17シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を6-1 6-3で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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