今年最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月29日～9月11日／ハードコート）の車いす女子シングルス準決勝で第2シードの上地結衣（三井住友銀行）がジェシカ・グリフィオン（オランダ）を6-1 6-3で倒し、5年ぶりとなる女王の座奪還に王手をかけた。試合時間は1時間19分。

　フラッシングメドウに6年続9度目の出場となる28歳の上地は、2014年と17年にシングルスのタイトルを獲得。昨年は決勝でディーダ・デ グロート（オランダ）に3-6 2-6で敗れ、4年連続準優勝に終わっていた。

　今大会での上地は1回戦でマカレナ・カブリラーナ（チリ）を6-0 6-1で、準々決勝ではクオザード・モンジェーヌ（南アフリカ）を6-1 6-0で破って4強入りを決めていた。

　上地は最終ラウンドで、第1シードのデ グロートと対戦する。デ グロートは準決勝で、第3シードのアニーク・ファンクォト（オランダ）を6-2 6-1で下して勝ち上がった。

　ダブルスの決勝は、デ グロート／ファンクォトと上地／モンジェーヌのシード対決となった。第1シードのデ グロート／ファンクォトが田中愛美（長谷工コーポレーション）／ジュ・ジェンジェン（中国）を6-0 6-1で退け、第2シードの上地／モンジェーヌはグリフィオン／大谷桃子（株式会社かんぽ生命保険）が棄権したため準決勝が不戦勝となった。

　車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー＆男女ダブルス各8ドローで争われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

車いす女子シングルス準決勝◎試合結果｜日本人選手

○16上地結衣（日本／三井住友銀行）[2] 6-1 6-3 ●11ジェシカ・グリフィオン（オランダ）

車いす女子シングルス決勝◎組み合わせ

1ディーダ・デ グロート（オランダ）[1] vs 16上地結衣（日本／三井住友銀行）[2]

車いす女子ダブルス準決勝◎試合結果｜日本人選手

○8上地結衣／クオザード・モンジェーヌ（三井住友銀行／南アフリカ）[2] 不戦勝 ●6ジェシカ・グリフィオン／大谷桃子（オランダ／三井住友銀行）

●4田中愛美／ジュ・ジェンジェン（長谷工コーポレーション／中国）0-6 1-6 ○1ディーダ・デ グロート／アニーク・ファンクォト（オランダ）[1]

車いす女子ダブルス決勝◎組み合わせ

1ディーダ・デ グロート／アニーク・ファンクォト（オランダ）[1] vs 8上地結衣／クオザード・モンジェーヌ（三井住友銀行／南アフリカ）[2]