上地結衣は5年連続準優勝、デ グロートが前人未到の2年連続『年間グランドスラム』を達成 [USオープン車いすの部]

写真は車いす女子シングルスで5連覇を達成したディーダ・デ グロート(オランダ/右)と準優勝の上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の車いす女子ダブルス決勝で、車いす女子シングルス決勝で第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に6-3 1-6 1-6で敗れ、デ グロートが5連覇を果たすとともに前人未到の2年連続『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を達成した。試合時間は2時間13分。

 この結果で両者の対戦成績は、デ グロートの32勝15敗となった。ふたりは昨年の大会でも決勝で顔を合わせ、デ グロートが6-3 6-2で勝っていた。

 25歳のデ グロートがグランドスラム大会のシングルスでタイトルを獲得したのは、2021年オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン)から8大会連続で通算16回目(全豪4回、全仏3回、ウインブルドン4回、全米5回)となる。

 昨シーズンのデ グロートは東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)で金メダルを獲得し、『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げた。

 今大会でのデ グロートは1回戦でルーシー・シューカー(イギリス)を6-2 6-0で退け、準々決勝は大谷桃子(株式会社かんぽ生命保険)の途中棄権で勝ち上がり、準決勝では第3シードのアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-2 6-1で破って決勝進出を決めていた。

 デ グロートはファンクォトとのコンビで第1シードとして臨んだダブルスでタイトル防衛に成功しており、昨年に続いて単複2冠を達成した。

 車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

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写真◎Getty Images

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