17歳フルビルトバがリネッテに逆転勝利でツアー初優勝、15歳の妹ブレンダもITFツアー5大会連続制覇で姉妹揃って快挙達成 [チェンナイ・オープン]

写真はUSオープンでのリンダ・フルビルトバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「チェンナイ・オープン」(WTA250/インド・タミルナードゥ州チェンナイ/9月12~18日/賞金総額25万1750ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、リンダ・フルビルトバ(チェコ)が第3シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)を4-6 6-3 6-4で倒してツアー初タイトルを獲得した。

 1セットダウンから追いついたフルビルトバは第3セットで1-4とリードされたが、そこから最後の5ゲームを連取して2時間40分で勝利をもぎ取った。

「フィーリングがよかった。ここでいい成績が出せることはわかっていたけど、期待していた以上だった。ちょっぴりショックを受けているわ。素晴らしい気分よ。ここから更に築いていくための素晴らしいスタートだと感じている」とフルビルトバは試合後の記者会見で語った

「第3セットでリードされてはいたけど、ワンブレークに過ぎなかった。彼女(リネッテ)は5-1にするチャンスを手にしてた。そうなっていたら最悪だったけど、そこで2-4にできたことが助けになったと思う。私はふたたび信じ始め、自信を得てすべてのポイントで必死に戦ったの」

 17歳と141日でのツアー優勝は、昨年5月に17歳と70日でパルマ(WTA250/クレーコート)を制したコリ・ガウフ(アメリカ)以来の年少記録となる。今大会の結果でトップ100入りを決めたフルビルトバは、月曜日に更新される世界ランクで130位から74位に浮上することが確実となった。

 この結果でフルビルトバは、リネッテとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は昨年8月にクリーブランド(WTA250/ハードコート)の2回戦で一度顔を合わせており、リネッテが7-6(2) 6-4で勝っていた。

 今大会でのフルビルトバは1回戦で予選勝者のリャン・エンシュオ(台湾)を4-6 6-1 6-3で、2回戦で第5シードのレベッカ・ピーターソン(スウェーデン)を6-4 6-2で、準々決勝で第2シードのバルバラ・グラチェワ(ロシア)を6-4 6-3で、準決勝ではナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)を5-7 6-2 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 フルビルトバには15歳の妹ブレンダ・フルビルトバ(チェコ)がおり、同日にサンタ マルゲリータ ディ プーラ(W25/クレーコート)の決勝を戦った彼女はITFツアー5大会連続制覇を果たして国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会での連勝を「25」に伸ばした。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では第1シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/ルイーザ・ステファニー(ブラジル)がアンナ・ブリンコワ(ロシア)/ナテラ・ザラミゼ(ジョージア)を6-1 6-2で下し、昨年8月のモントリオール(WTA1000/ハードコート)以来となるコンビ2勝目を挙げた。膝のケガで戦線離脱を余儀なくされていたステファニーは、これが約1年ぶりの復帰戦だった。

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写真◎Getty Images

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