ソネゴが全試合ストレート勝利でツアー3勝目「感動的な瞬間」 [モゼール・オープン]

写真はウィンストンセーラム・オープンでのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「モゼール・オープン」(ATP250/フランス・メス/9月19~25日/賞金総額59万7900ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)が第7シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を7-6(3) 6-2で下して今季初優勝を飾った。

 ソネゴはこれ先立ち22019年6月にグラスコートのアンタルヤ、昨年4月にはクレーコートのカリアリで勝っており、今回は新たにハードコートでのタイトルを追加した。彼はまたマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、ヤニク・シナー(イタリア)に続き、2022年のATPツアーで4人目のイタリア人チャンピオンとなった。

 前年覇者で第2シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)に対する準決勝を含め1セットも落とさず大会を制したソネゴは、「僕は毎日上達している。この試合と今大会に凄く満足している」と喜びを吐露した。

「ここの雰囲気が好きだ。今日も昨日も、今週を通して素晴らしかった。アレクサンダーは驚くべきサービスと才能を備えた素晴らしい選手だから、彼との対戦はいつも本当に難しいんだ」

 キャリア5度目のツアー決勝で競り合いとなった第1セットの厳しい瞬間を耐え抜いたソネゴは第2セットでも落ち着きを保ち、ブブリクとの対戦成績を4勝0敗とした。

 今週の結果で今季の戦績を23勝24敗と巻き返したものの勝利よりも多くの敗戦を喫しているソネゴは、「今年は本当に厳しかったから、これは僕にとって感動的な瞬間だ。今はこの瞬間を楽しみ、満喫するよ」と試合後に語った。

 シングルスでは昨年6月のイーストボーン以来の決勝をプレーしたソネゴはナーバスになる様子も見せず、大会を通して印象的な落ち着きを見せた。ブブリクは2月のモンペリエに続くキャリア2勝目を目指してたが、終始自信に満ちたプレーを見せたソネゴを崩すことができなかった。

「ロレンツォを称えたい。さっきもネット際で直接言ったけど、君に負けるのは常に喜びだ」とブブリクは表彰式でジョークを言った。

「僕のチームと応援してくれた観客の皆さんにお礼を言いたい。フランスでまた決勝に戻ってこれてうれしかった」

 これに先立ち行われたダブルス決勝ではユーゴ・ニス(モナコ)/ヤン・ジェリンスキ(ポーランド)が第2シードのロイド・グラスプール(イギリス)/ハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)を7-6(5) 6-4で倒し、同ペアとしてツアーレベルで初の栄冠を手にした。

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写真◎Getty Images

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