ティームが苦闘の末にジェレを倒してチリッチの待つ2回戦へ [テルアビブ・オープン]

写真は2020年Nitto ATPファイナルズでのドミニク・ティーム(オーストリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「テルアビブ・ウォータージェン・オープン」(ATP250/イスラエル・テルアビブ/9月26日~10月2日/賞金総額101万9855ドル/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア)が苦労しながらもラスロ・ジェレ(セルビア)を5-7 7-6(3) 6-4で倒して2時間40分の戦いを制した。

 この激しい戦いを通してティームは25本のウィナーを決め、第3セットではサービスゲームでの強さを見せて一度もブレークポイントに直面することはなかった。

「素晴らしいスタートは切れなかった。第2セットは先にブレークしたあと追いつかれたけど、そこから状況を逆転できたのは少しラッキーだった」とティームは試合後のオンコートインタビューで語った。

「第3セットは真の凌ぎ合いだった。今夜来てくれた皆さんに心から感謝している。イスラエルでプレーできるのは素敵なことだ」

 昨年に右手首を負傷してから3月に復帰して以降も以前の調子に戻ることができず苦労しているティームだが、2週間前にレンヌで開催されたチャレンジャー大会で決勝に進出して少しずつではあるが前に進んでいる。

 ティームは次のラウンドで、第2シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 そのほかの試合ではロマン・サフィウリン(ロシア)がユーゴ・グルニエ(フランス)を3-6 6-4 6-2で退け、ツアーレベルでは4月のベオグラード以来となる勝利をもぎ取った。

 同大会にはワクチン未接種によりアメリカの大会に参戦できず、先週のレーバー・カップで活動を再開したノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第1シードとして出場している。

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写真◎Getty Images

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