3連覇に挑むシナーが初戦に勝利、19歳ルーネは前週優勝のソネゴを倒して準々決勝進出 [ソフィア・オープン]

写真はUSオープンでのヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ソフィア・オープン」(ATP250/ブルガリア・ソフィア/9月26日~10月2日/賞金総額59万7900ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がヌーノ・ボルヘス(ポルトガル)を6-3 6-4で退け8強入りを決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、シナーはこれが初戦だった。シナーは初出場だった2020年大会で優勝したあと昨年もタイトル防衛し、同大会での戦績を10戦全勝とした。今大会で3連覇を目指すシナーはこの日、パワフルで正確なストロークで相手を圧倒した。

 シナーは次のラウンドで、ベテランのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を1-6 6-4 6-3で破って勝ち上がったアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)と対戦する。

 同日には第2シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)も初戦となる2回戦に臨んだが、マルク アンドレア・ヒュスラー(スイス)に3-6 6-3 2-6で敗れた。

 そのほかの試合では第5シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)が前週のメスで優勝を飾ったばかりだったロレンツォ・ソネゴ(イタリア)に6-7(1) 6-4 6-3で逆転勝利をおさめ、カミル・マイクシャク(ポーランド)が第8シードのオスカー・オッテ(ドイツ)を4-6 6-2 6-4で倒し、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)は同じ予選勝者のユーゴ・アンベール(フランス)を6-3 6-1で下し、ベスト8が出揃った。

 ルーネは試合を通して38本のウィナーを叩き込み、ファーストサーブからのポイントを85%取る堅固さを見せた。

「凄くいい気分だ。今日の試合は厳しかった。ロレンツォは先週タイトルを獲ったばかりだから自信に満ちていた。僕は自分のチャンスを掴み、いいプレーをして重要な瞬間に踏ん張った。誇りに思うよ」と19歳のルーネは試合後のオンコートインタビューで語った。

 準々決勝ではルーネがイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)と、ヒュスラーがマイクシャクと、ストルフは第4シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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